神護寺(じんごじ)は高雄山にあり、紅葉でも有名です。
神護寺の礎を築いたのは、和気清麻呂(わけのきよまろ)という人物です。
奈良時代の781年、河内に神願寺(じんがんじ)と、ほぼ同時期、山城に高雄山寺(たかおさんじ)を建立しました。
そのおよそ40年後、平安初期の824年に、和気清麻呂のご子息たちが2つの寺を合併して、神護寺になりました。
wakanachi3さんによる写真ACからの写真
清滝川にかかる高尾橋を渡ると、その先に神護寺の参道が出てきます。
かつては、女人禁制だったみたいです。
参道がかなりの勾配で疲れてしまいますので、途中には休憩ができる茶店があります。
そして、茶店を越えて行くと、とても紅葉がきれいな楼門(ろうもん)が出てきます。
境内の中には、一段高いところに多宝塔(たほうとう)があります。
この中には、国宝 五大虚空蔵菩薩像(ごだいこくうぞうぼさつぞう)が祀られています。
他には、神護寺の真ん中に、金堂(こんどう)があります。
この中には、国宝 薬師如来立像(やくしにょらいりゅうぞう)が祀られております。
神護寺は、国宝がいっぱいです。
acsunifu23さんによる写真ACからの写真
11月4日には、金堂で毎年行われる、和気清麻呂公追善法要があります。
これは、和気清麻呂公の長男、広世(ひろよ)さんが、伝教大師 最澄(でんぎょうだいし さいちょう)さんを寺にお招きをして、法華経の講演をしていただいたのが法要の始まりみたいです。
他には毎年、5月1日から5日間行われる、昭和29年から再開した宝物虫払い行事があります。
これは、神護寺の中にある蔵から、昭和29年に虫払い定めという文書(もんじょ)が出てきた中に、神護寺の一切経(いっさいきょう)を蔵から出して、一週間ほど虫干しをしていたと書かれてありました。
その当時の住職が復活をしたらどうかという事で、昭和29年の春から復活をして、現在に至るみたいです。
ただ、今年はコロナウイルスの為、中止になっております。
とても残念です。
もし、ご興味がございましたら、是非、来年に行ってみてください。
神護寺へは、JRバスで「山城高雄」下車して、徒歩約20分か、市バスで「高雄」下車して、徒歩約20分のところです。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
nuts
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