美味しい生ビールの見分け方

どこでも飲める生ビール

今やどこの飲食店に行っても必ずあると言っても過言ではない生ビール。ビールメーカーで働く者や熱心なビール愛好家は、生ビールの美味しさを判断するいくつかのポイントを知っています。今回は外観で美味しい生ビールか否かを見分けるコツを少しだけご紹介します。

グラスの清潔さが味の決め手

まず最初に注目すべきは、グラスやジョッキの状態です。 美味しい生ビールを楽しむためには、グラスに気泡が付いていないことが大事です。これは、グラス洗浄が十分にされていないか、あるいは食器類などと分けずに洗っていることで油分が付着していることを意味しています。

油分はビールの風味を損ない、本来のおいしさを台無しにしてしまいます。 正しく洗浄されたクリーンなグラスは、ビールの香りや味わいを最大限に引き出す重要な役割を担っています。生ビールを注文したらまずグラスの状態をしっかりと確認してみましょう。

きめ細やかな泡が美味しさの証

次に重要なポイントは、ビールの泡の質です。美味しい生ビールは、クリーミーできめ細やかな泡が特徴です。粗い泡やカニ泡はすぐに消えて無くなり、ビールの炭酸もすぐに抜けてしまいます。

理想的な生ビールの泡は、きめ細かく、滑らかで長時間維持されるものです。これにより、ビールの香りや味わいを最後まで楽しむことができます。よく泡が少ない方が嬉しいなどと言った声を聞きますが、それは間違った認識です。泡には2つの役割があり、今示した炭酸を抜けないようにするフタの役割。もう1つはビールが空気に触れて酸化するのを防ぐ役割です。泡はビールの華と言えます。

注ぎ方の技術も重要

美味しい生ビールを楽しむためには、注ぐ技術も重要です。適切な角度でゆっくりと注いで、最後に少し垂直に立て泡を乗せ、「ビール:泡」が「7:3」あるいは「8:2」になっていることで理想的な仕上がりになります。さらには複数杯の注文に対し、泡の比率がキレイに揃っていること、これも重要な技術と言えます。

美味しい生ビールは、気泡の無いグラスの清潔さ、泡の質、そして注ぐ技術が調和しなければなりません。ただこれらは外観で判断できる要素で、実際にはお店によるビールサーバーの日々の洗浄、樽の鮮度など重要な要素はあります(ただこれらはヒアリングじゃないとわからない)。次にビールを注文する際は、このポイントに注目してみてください。美味しい生ビールを提供してくれるお店は衛生面も信頼できます!乾杯!

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kuzo

kuzo

50代後半の某アルコールメーカー勤務です。 20代は主に東京で働き、30代は飲食店経営、40代以降はサラリーマンという経歴です。 飲食店経営に関する情報を発信していければいいと考えています。 スポーツをすることが好きで、 飲食店経営時代にはお客さんと野球チームやバスケチームを作り 試合にも出ていました。 あと、1980年代の新宿のディスコで働いていたことで そのあたりの曲が好きですし、レコードもたくさん持っています。 どちらかと言えばチャラめの男ですが、よろしくお願いします。

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