大分県の観光地といえば思いつくのがやっぱり『温泉』♨
全国的に見ても『別府』や『湯布院』なんて有名ですもんね。
大分の風景といえば『別府の湯けむり』を思い描く人も多いんじゃないかなと思います。
別府市には約2300もの源泉があり、その割合は日本にある源泉の1割もあって別府温泉は源泉数と湧出量では国内一を誇っています。
そんな別府温泉ですが地元では実は細かく分けられているんですよ!?
それを地元では【別府八湯】と呼んでいます。
この【別府八湯】とは市内8つの代表的温泉地『別府温泉』・『浜脇温泉』・『鉄輪温泉』・『明礬温泉』・『観音寺温泉』・『亀川温泉』・『柴石温泉』・『堀田温泉』の総称です。
もともと独立した温泉郷として栄えていました。
8世紀初めには利用されていたという歴史を持つ温泉郷もあります。
そんな温泉場が、明治時代以降に交通の便がよくなり温泉開発も進んで発展したようです。
大正時代には現在由布市の「湯布院温泉」と「塚原温泉」を加えて「別府十湯」と呼ばれていたようですが、その後の町村合併等で大正13年に市制施行されるまでに現在の「別府八湯」の名称が定着したようです。
この「別府八湯」は市街地から郊外まで、別府市内全域に広い範囲に点在するのが特徴の8つの温泉郷ですが、同じ別府市内でもそれぞれ泉質が異なり風景も温泉郷ごとに趣があります。
現在、温泉の泉質を分類すると、地球上に10種類があるとされています。そのうち別府には7種類の異なる泉質の温泉があるんです。そんな多種多様な温泉がひとつの街で楽しめてしまう場所は、日本広しといえども、ここ別府だけなのです!
温泉の入浴形態も様々なので一度にいろいろな温泉を満喫することができます。
別府八湯を知り尽くした達人たち曰く
「ハシゴ湯をするなら山側の温泉から海側の温泉へと下りながら入るのがイイね!」
だそうです。
なんでも、別府八湯の中でもパンチの効いた濃い温泉(酸性度の高い明礬温泉など)は山側にあっさりした温泉(亀川温泉とか別府温泉)は海側に多いみたい。濃いところからだんだんあっさりした温泉へと入っていくと体がシャキッとするみたいですね。でも、濃い温泉は効きも強いため、ハシゴ湯の場合でも一日一湯程度にしないと湯あたりしちゃうそうです。
「別府八湯温泉道」という体験型イベントもあり、約140湯の共同温泉やホテルがこれに賛同しています。8湯ごとに段位が上がり、88湯を巡ると「温泉道名人」に認定されます。
別府の温泉道を究めてみるのはいかがでしょうか。
isosi
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