鬼滅の刃の聖地が別府に在るって知ってました?

今年、子供から大人まで大人気の漫画『鬼滅の刃(きめつのやいば)』
いよいよ劇場版も今週(2020.10.16)より公開されますね。楽しみにしている人も多いのではないのでしょうか?

地元、大分ではアニメの放送が2020年5月から始まりました。
うん。遅いですね(笑)。

鬼滅の刃とは?

『週刊少年ジャンプ』に2016年11号から2020年24号まで連載されていた、主人公が鬼と化した妹を人間に戻す方法を探すために戦う姿を描く、大正時代を舞台に描かれた、シリーズ累計発行部数は6000万部以上の大ヒット漫画です。

私もアニメを見ていますが、あの世界観に引き込まれて頭の中は鬼滅一色になりますね!(笑)
まだ鬼滅の刃を見ていない方は、ぜひ一度見ることをおすすめします!!
鬼滅の刃は作品自体が面白いのはもちろんですが、おすすめするのには、地元大分にファンの間で話題の『聖地』があるからなんです。
その聖地とは大分県別府市にある『 八幡竈門 (かまど) 神社』です。

今回は、八幡竈門 神社と鬼滅の刃との共通点を紹介します。

聖地其の壱『名称』

八幡竈門神社は、別府市の内竈(うちかまど)地区にあります。
アクセスはJR日豊本線の亀川駅から車で5分ほど。
まずは、神社の名称に含まれる『竈門(かまど)』。
鬼滅の主人公の名前は『竈門 炭治郎(かまど たんじろう)』。
神社と名字が同じですね。
また名字以外でも、神社と鬼滅の刃の世界で、共通するポイントが多いことから、いつからか、作品のファンが聖地として神社を訪れるようになりました。
拝殿にはたくさんの絵馬が並びます。
以前は、1つしか無かった絵馬掛けですが、たくさんの鬼滅ファンが訪れて、願いごとやお気に入りのキャラクターを絵馬に書いて奉納するようになってから、絵馬掛けも4つに増えたそうです。

聖地其の弐『龍の水神様』

拝殿の天井に、火災から守ってくれる『龍の水神様』が描かれています。
この龍の絵も、鬼滅ファンにはたまらないようです。
というのも、主人公の竈門炭治郎が使う「拾ノ型・生生流転」の背景の龍にそっくりなんです。
これも聖地と言われる由縁の一つですね。

聖地其の参『鬼が造った九十九段の石段』

また、鬼滅の刃との関連するかのように、神社には鬼にまつわる伝説が残っています。
拝殿の前にある鳥居に繋がる石段も鬼伝説の1つ。

ここに住み着き、夜毎現れては人を喰っていた鬼に、八幡の神様(武神)が「一晩で百段の石段を作れなければ今後里にでてきてはならぬ」と約束をさせました。
鬼が九十九段まで作ったときに一番鶏が鳴いて夜が明けてしまい、鬼は驚いて逃げ、それからは出なくなったという伝説です。
この話、鬼滅に少しリンクしていませんか?
鬼滅の刃にでてくる鬼も人を喰い、日光を浴びると死にますよね。
看板にも書いていますが、石段の下の方は丁寧に造られていますが、最後はだんだんあらましに造られてるって(笑)。
ちなみに「あらまし」とは大分の方言で「いいかげんに」とか、「適当に」「おおざっぱに」という意味です。
朝が近づくにつれ、鬼が

「やべー!間に合うのかー!」

って焦りながら、おおざっぱに石段を造っている所を想像すると、まるで納期ギリギリの誰かさんのようで、おもしろいですね。
体力があるかたは、本当に99段あるか数えてみるのも面白いかもしれませんね。

またこの鳥居からの眺望は最高で、ここから別府湾が一望できます。
3月の春分の日と9月の秋分の日には、真正面に水平線から朝日が昇る絶景を見ることができ、パワースポットとしても人気の場所です。

聖地其の四『鬼が忘れた石草履』

実は九十九の石段を造った鬼の話には、続きがありまして・・・。
なんと履いていた、逃げるときに石製の草履を忘れていったようです。

村人がその石草履に足を入れてみると、みるみる力が湧き出て元気になったそう。

また、鬼の足指が三本なのは『貪欲・嫉妬・愚痴』を表しており、『知性・慈悲』が欠けているからだそうです。

聖地其の伍『魂依の木』

八幡竈門神社の境内にある樹齢500年と伝わるイチイガシのご神木は別名「魂依の木(たまよりのき)」とも呼ばれています。
鬼滅ファンなら、もうお気付きでしょう。
そうです。鬼でありながら、医者として鬼を人に戻す方法を研究している「珠世(たまよ)」です。
毀滅の刃の時代設定は約100年前の大正時代。
珠世の設定年齢も400歳以上だと推定されます。
現在、樹齢500年といわれる御神木と2つも共通点があります。
樫の花言葉は「勇気」「力」「長寿」です。
これも、珠世の設定に影響を与えているのではないでしょうか?
ちょっと強引かな(笑)

聖地其の六『かまど神楽』

八幡竈門神社には、古くから「かまど神楽」が伝わっています。
毎年、大晦日から元日にかけて神楽殿で神楽舞が奉納されています。
鬼滅の刃と言えば「ヒノカミ神楽」。

竈門炭治郎の家系が受け継ぎ、年の初めに奉納する「ヒノカミ神楽」が物語のカギを握る重要な要素として登場しますね。

かまど神楽の「かまど」から「火」を連想させます。
つまり、「かまど神楽」は「ヒノカミ(火ノ神)神楽」とも言えますね。
この一致は偶然とは思えないとファンの間で話題になりました。

聖地其の七『機雷』

八幡竈門神社の境内には、見た目は巨大な鉄球が置かれています。

この鉄球の正体は、第一次世界大戦の勝利を記念して、海軍が奉納した「機雷」です。
巨大な鉄球で思い浮かぶのは、鬼殺隊(きさつたい)の柱の中でも、最強だと噂される「岩柱」である「非鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)」の手斧と鉄球を鎖で連結した鎖鉄球ですね。
八幡竈門神社の機雷は、その見た目が、この鎖鉄球にそっくりだと言われています。

聖地其の八『もう1つの聖地』

実は、八幡竈門神社は鬼滅の刃のファンに注目される以前から、すでに別のファンの聖地になっています。
ここ八幡竈門神社は、大分市の観光大使でもある指原莉乃さんも大好きな『ニータン』の生誕の地なんです。

ニータンとは亀をモチーフとした、大分トリニータのマスコットキャラクターです。

ニータンのモデルは八幡竈門神社の神亀。
ニータンがマスコットキャラクターに就任した2008年に、大分トリニータはナビスコカップ(現在のYBCルヴァンカップ)で優勝する快挙を成し遂げました。
今でも、大分トリニータの選手たちは毎年、年始に活躍を祈願しに参拝に訪れます。
そのため大分では、「トリニータ神社」とも呼ばれています。

聖地其の九『もしかしたら?』

いかがでしたか?

これだけの共通点があれば、聖地と言われても不思議ではないですね。

鬼滅の刃の作者、吾峠呼世晴さんは大分県のお隣、福岡県の出身。

もしかしたら、旅行で訪れて作品のヒントを得たのかもしれませんね。
八幡竈門神社の周辺には、観光スポットの「地獄めぐり」や別府温泉、宿泊施設などあります。

特に神社の近くにある「かまど地獄」は、鬼の伝説があるスポットなのでおすすめです。
鬼滅ファンだけでなく、見どころ満載の大分。多くの方に楽しんでほしいですね!

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美味いお酒と肴を愛する40代のisosiです。 そろそろ人生の後半戦を迎えるにあたり、「もっと人生を楽しめるはず!地元だけじゃなく日本中の美味しいお酒と肴を食したい!」そんな夢をかなえるにはもっと自由な時間と自由なお金が必要なことに気づいたおじさんは、会社だけの収入に頼ることに不安を覚えインターネットビジネスに興味を持ちました。今も日々勉強中ですが、毎日新たな刺激を得ているという意味では楽しく過ごしています。どうぞよろしくお願いいたします。

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