フェルトキルヒで朝食を

朝起きると、疲れがたまってました。
慣れない異国での運転は消耗する様です。

ホテルは素泊まりだったので、朝の街を散策がてら、朝食を摂ることに。

かわいい町並みを歩いていると、お肉屋さんを見つけました。

ハムやソーセージが好きなので、ちょっと覗いてみることにしました。

中は普通のお肉屋さん。おつまみみたいなサラミなんかも置いてました。
レジの横に目をやると、ソーセージを焼いてるではないですか!

ガラスケースにはパンもある。

そして、店の奥には、テーブルとイスが。

このお肉屋さんは、ソーセージとパンを選んで、サンドイッチにしてくれるのです。

せっかくだし、ここで朝食にしようと、2人くらい並んでいる、サンドイッチコーナーに並んでました。


すると、ヨボヨボのおじいちゃんが、一生懸命、話しかけてきたんですが、
言葉のせいなのか、ヨボヨボ具合のせいなのか、
何を言おうとしているのか、サッパリでした。

そこで、僕はザ・愛想笑いを発動し、おじいちゃんをかわします。

かわせない。

おじいちゃんは一生懸命です。

そうこうしているうちに、僕らの順番になったので、
注文しようとしました。

が、伝わらない!

それをみていたヨボヨボじーちゃんが、
ぼくらのジェスチャーを読み取って、注文してくれました。


自分の伝えたいことは伝えれないのに、
人の伝えたいことは読み取ってくれる、
素晴らしい、おじいちゃんでした。

そして、ぼくらの朝食はコレ。

パン&ソーセージ(サンドイッチじゃなかった)と、
ハムサンドでした。

お肉屋さんだけあって、ソーセージはおいしかったです。

飲み物がなかったので、お店にあるジュースを買おうと、
レジに並んでました。


そこで、再びおじいちゃん登場です。(まだいた)
今度は、おじいちゃんの言わんとすることがわかりました。

「オレが並んで買ってやるから、お前らは食べてろ!ミャハ☆」

ってな事を言ってたんですが、
いつもなら、「そんな、悪いんでいいです」って言うんですが、
いかんせん、言葉がわからない。


なので、好意に甘える事にしました

かわいい街並みや、この後紹介する、お店の可愛さやら、色々とあるんですが、
このおじいちゃんのおかげで、フェルトキルヒという街が大好きになりました。

人の温かさに触れた、そんなフェルトキルヒの朝でした。

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ドロスケ

ドロスケ

1981年生まれ。日本大学卒。 ちいさなビジネスやっています。 グラフィックデザインなんかもやっています。 たまにドローンとばしたり、 お酒飲みすぎて記憶とばしたりしてます。 人は1日に平均23秒しか笑っていないという話を聞いて、 「これはイカン!」と思い、 どうにか、25秒、30秒と平均値が伸びる方法はないかと模索中。
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