こころの地図

とある夫婦が夕食時に会話をしていました。

 

妻「ねえねえ、知ってる?」

夫「なんだい?」

 

妻「最近できたパン屋さんあるじゃない?」

夫「あー、聞いたことある。」

 

妻「あそこのメロンパン、とってもおいしいんですって!」

夫「へー、そうなんだ。僕は焼きそばパンがうまいって聞いたよ。」

 

妻「あら、そうなの?それは初めて聞いたわ。」

夫「そうか、僕もメロンパンの話は聞いてないから、もしかして別のパン屋さんのことかな?」

 

妻「えー、それはないわ。最近できたパン屋さんは一軒だけよ。」

夫「そうか。じゃあ同じお店かな。あの、中古車販売店のそばのところだろ?」

 

妻「いや、違うわ。美容院のそばのところよ。」

夫「それじゃやっぱり別の店だよ。」

 

妻「いや、だから、最近できたのは一軒だけだってば。」

夫「そんなわけないだろ。評判の品も場所も違うじゃないか。」

 

妻「だから、そんなことないって!」

夫「じゃあどういうことだよ!説明つかないじゃないか!」

 

 

あらあら、けんかになりそうな雰囲気ですね。

このご夫婦の会話、いったいどっちが間違っているのでしょう。

 

お気づきですね。

どちらも本当のことを言っているのです。

それなのに、話がかみ合っていませんね。

 

あなたも、似たような経験があると思います。

 

お互いに、同じことを話しているのに話がかみ合わない。

どうしてこういうことが起こるのか

紐解いてみたいと思います。

 

 

まずは、メロンパンと焼きそばパンの違いから。

 

妻は「メロンパン」がおいしい

夫は「焼きそばパン」がおいしい

なぜお互いの主張がずれたのでしょうか。

 

情報元が違うというのが原因です。

妻は奥さん仲間の話題から「メロンパン」がおいしいと聞きました。

夫は職場の同僚から「焼きそばパン」がおいしいと聞きました。

 

情報元の属性を考えてみましょう。

奥さん仲間は、甘いものが好きな人が多いと考えられます。

夫の同僚は、男性が多くがっつり食べるタイプの人が多いのでしょう。

 

甘いものが好きな人は「焼きそばパン」が目の前にあったとしても、関心がないので目に留まらない。

つまり、奥様たちの間では焼きそばパンを買って食べた人はいなかった。

 

逆も然り。会社の同僚は甘いメロンパンには関心がなく、買うことも食べることもない。

その結果、おいしいと言われるパンの種類が異なったのです。

 

まあ、結論としてはどっちもおいしいのでしょう。

 

 

 

次に、場所がずれた件について説明します。

パン屋さんの場所を簡単に地図にするとこうなります。

だいたいお分かりですね。

妻は美容院には行くが、中古車には関心がない。

夫は車に興味はあるが美容院など行ったこともない。

 

さらに言うならば

妻は車に興味がないので中古車販売店が目に入っても気に留めない。

極端にいうと、妻の意識の中では中古車販売店は「存在していない」のです。

 

夫の場合も同様、自分に関係のない美容院は存在に気づかない。

気付かないということは意識もしない。「存在していない」ことになるのです。

 

NLPには、次のような重要な考え方があります。

「地図は土地ではない」The map is not the territory

 

ここでいう地図とは、各個人の「心の中の地図」を指します。

 

妻と夫は、お互いに同じパン屋さんのこと(土地)の事を話していたのに

心の中の地図は違っていたので会話がかみ合いませんでした。

 

また「心の中の地図」は単に地理上の位置情報の事だけではなく

言語で示すことのできる、固有名や形容詞への意味づけという広い意味を持ちます。

 

 

その人個人がこれまでの生活、環境の中で身につけた概念や価値観など

様々なものが各個人の心の中の地図には描かれています。

 

似た地図はあるかもしれませんが、一つとして同じ地図はありません。

あなたの言う「メロンパン」とあの人の言う「メロンパン」は

全く違うパンかもしれないのです。

 

ここで重要になることは

 

自分の「心の地図」を言葉で相手に説明して

あなたの思う「メロンパン」をより正確に相手に伝えること。

 

相手の「心の地図」を質問によって明確にして

相手の思う「メロンパン」をより正確に理解することです。

 

 

 

 

ビジネスを行うにあたっては、

 

誤解や偏見を受けることなく

自分の誠意、意図を正確に伝えること。

 

相手のニーズ、立場などを

色眼鏡越しにとらえたりすることなしに

受け止め、理解することが必須です。

 

 

特に、ネットビジネスの世界においては

お互いの顔も見えず、会話もなく声も聞こえない。

 

ネットのモニター越しのテキストや画像のみで

こちらの意図を伝え、相手のニーズをつかむことが必要です。

 

 

そのために役立つのがNLPです。

NLPとはNeuro Linguistic Programingの頭文字をとったもので

神経言語プログラミングと訳されます。

 

言語を用いて相手の言語の奥にある地図を明らかにし

言語を用いて自分の地図を相手に理解してもらう。

 

お互いの会話を意識的に有意義にかみ合わせ

スムーズに強固な信頼関係を築くことができる。

 

信頼関係を意図的に構築することができれば

ネットビジネスではすでに成功したようなものです。

 

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きりたん

きりたん

お酒とお肉をこよなく愛する40代。 妻子を抱え、サラリーマンでお小遣い制の人生を歩んでいる。 もっと人生を楽しみたい!人生を楽しむためにはもっと自由な時間と自由なお金が必要なことに気づいたおじさんは、インターネットを使ってお小遣いを増やすことに成功する。 自由に使えるお金が増えると時間を楽しく使うことができることを経験する。さらに飛躍し、会社に勤めている時間をも自分の時間とすべく 収入アップへの階段を日々上り続けている。 日本のおじさんたちにはもっと元気が必要だ。そのためには、毎日会社に通いたまの休みも家族サービスや接待で費やし、少ないお小遣いをやりくりして安いお酒で我慢している、かつての私と同じような状況にいお父さんたちに自分の経験したお金を増やすテクニックを伝え、オヤジの威 厳を取り戻したパワーあふれる日本社会を築くべく、自分の得たインターネット収入の知識を世に伝え続ける。

こころの地図」への2件のフィードバック

  1. 頑張るおじさん より:

    コメント有難う御座いました。遅くなり誠に申し訳ございませんでした。

    今後とも宜しくお願い致します!!

    1. きりたん きりたん より:

      頑張るおじさん様、コメントありがとうございます^^
      こちらこそよろしくお願いいたします!!!

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