イ・ボミのゴルフ《アプローチの精度》

【Lee Bo Mee】
イボミの100ヤード以内の距離感は日本女子ツアーでは
一番です。

 

特にアプローチウエッジを使用した時の距離感はキュキュ
とグリーンで止まる球を打ちますね。

 

イボミのアプローチショットを解説します。

イ・ボミのウエッジ

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イボミの使用しているサンドウエッジは(57度)2種類
あります。

 

タイトリストのボーケーSM6でSグラインドとLグラインド
の2本を使い分けています。

 

内地の野芝やコーライ芝で使用しているのはSグライン
ドで北海道などの洋芝対策はLグラインドです。

 

この2種類の違いはどこにあるのでしょうか?

 

ロフトは1度立て57度にしLグラインドはソールのトゥと
ヒール部分が削られています。

 

ラフや硬い地面で抜けを良くするために削っているそ
うです。

 

それと、Lグラインドはバンス角が4度で、Sグラインドは
10度です。

 

イボミの場合、バンス角が大きいほどボールが高く上が
り距離が出ます。

 

ですので北海道などの洋芝の場合は距離感が合わな
いのでローバンスを使い、距離感を合わせているそうで
す。

 

バンスが10度のSグラインドでは自分が思っている以上
の距離が出てしまうこともあったそうです。

 

ウエッジにバンスを付けるたのはバンカーショットを優し
く脱出できるためにバンス角をジーンサラゼンが考案し
広がっていきました。

 

イボミの場合、ローバンス(4度)で構えた時に洋芝で
ペタッとボールが沈んでいても拾いやすいイメージが
あります。

 

又地面が硬いコースでもローバンスは有効で、特に
グリーン周りの短いアプロ-チでは、地面が硬いと
バンスでヘッドが跳ねてしまい、すごく難しいと言い
ます。

 

このように一般的にクラブに(道具)対して深く考え
工夫するのは男子プロ達でした。

 

契約メイカーのクラフトマンがツアーに帯同し練習
ラウンドなどでチェックしクラブ調整しています。

 

一方、今までの女子プロの方々はそこまでクラブに
対して執着していませんでした。

 

しかし、イボミを始め韓国から強い選手が来日に
日本ツアーで上位を占める活躍をしているのはバック
グランドに多くの選手の要望を叶えるクラフトマンの
活躍があったからです。

 

イボミも今以上にクラブ(道具)のことをもっと知りたく
なったと思います。

 

北海道のmeijiカップの優勝はこのローバンスの57度
ウエッジを投入していたそうです。

 

洋芝(北海道)・・・
打球痕の中心はスコアラインの下から3本目です。

 

フェース面の下側についており、ヘッドを低く入れて
クリーンに球をとらえています。

コーライ(本州他)・・・
ヘッドを上から入れてバンスを使って球を打つため、
打球痕の中心はスコアラインの下から4本目です。

短い距離でもターフを取って打っています。

ウエッジというクラブを知る。


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アプロ-チ、ロブ、バンカーと様々なショットバリエー
ションのあるウエッジというクラブこのクラブの特徴を
知ることが、上達への近道になる事は間違えありませ
ん。

 

今までのウエッジの使い方が間違っていた!という
新たな発見があるかもしれませんよ。

 

ウエッジはバンスのあるクラブです。

 

では、バンスとは・・・
振り幅を小さくして、素振りをしてみましょう。

 

地面とヘッドが擦れて「シュッ、シュッ」という音がす
ると思います。
この時、地面に当たっている部分がバウンスです。

 

インパクトでヘッドが鋭角に入っても地面に刺さる
ことなくスムーズな抜けを可能にするウエッジの核
となる部分です。

 

このバウンスをうまく地面とコンタクトさせる感覚を持
つことが重要です。

 

フェースを開けば開くほどバウンスが使える。

 

ウエッジショットの説明で、よく「フェースを開きましょう」
という言葉を耳にすると思います。

 

これはボールを上げたい状況ということもあるのですが、
フェースを開けば開くほどソール後方側のバウンス角が
大きくなって、よりバウンスを使ったショットができるからな
のです。

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