アドラー心理学でつかむ幸せに生きる方法とは!

皆さんは、これまで自分や大切に思う人が幸せになるためにはどうしたらいいか多かれ少なかれ考えたことがあると思います。
退職後、おこがましくも社会貢献を自らのテーマにしているこの私めも最近よく考えるようになりました。
そこで、今回は、最近読んだ書物から、「アドラー心理学でつかむ幸せに生きる方法」について私がなるほどと思った部分をまとめてみました。
何らかの参考になれば幸いです。

日本は今、いわゆる「原因論」によって物事が動いています。
「何が悪いのか?」「誰が悪いのか?」「どう悪いのか?」「どうして悪いのか?」
社会も、政治も、会社も、学校も、医療福祉も、家庭も、どこが悪いのか、その原因を探しては責め合っています。
人々は、自分の悪いところを指摘されないように、ビクビクおどおどしてチャレンジできないでいます。
それどころか、相手から悪いところを指摘されないように自己防衛に躍起になります。
さらには、相手を責めることによって自分があげつらわれることを無意識に避けようとします。
このような原因論で責め合う空気感は、「やってみよう」という主体性を削ぎ、「ありのままでいい」とはならず、人の目を気にして本来の自分のままでは行動できなくなります。そして、「何とかなる」とは思えなくさせているのです。
責め合う空気感の中では、言い訳や保身が増え、人々は分断され、「ありがとう」の意識は薄れていきます。
この空気感が、幸福度をどんどん下げていっているのです。
国連が毎年発表している「世界幸福度ランキング」で、2021年、日本は56位にとどまり低迷しています。
その調査項目の中でも、「寛容さ」に関する項目の点数が低いことがわかっています。
まさしく、原因論で責め合う空気感の影響が数字に現れているといえます。
責めるのではなく、一人一人が「本当はどうなったらいい?」を考え、コミュニケーションがとれる世の中になったらいいと私は考えています。
「あなたの会社、本当はどうなったらいい?」「あなたの家庭、本当はどうなったらいい?」「あなたの学校、本当はどうなったらいい?」「あなたの病院や施設、本当はどうなったらいい?」
一人一人から「本当はどうなったらいい?」を引き出し、そのうえで、みんなの「本当はどうなったらいい?」をどうしたら実現することができるか、協力して考えるのです。
私の願いは、原因論ではなく目的論が日本の社会基盤になることです。
地域、会社、学校、病院、家庭はもちろん、国や政治までも、みんなで「本当はどうなったらいい?」の未来を描き、その未来に向けて、何ができるかを建設的に話し合える、そんな社会です。
「本当はどうなったらいい?」に意識を向け、お互いに認め合い、その実現のためにチャレンジしていく世の中になったらどんなにすばらしいでしょう。

今回は、このあたりで。
また、次回も何とか皆さんのためになる情報を紹介したいと思いますのでご期待ください。

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Taketoshi Michigami(武ちゃん)

Taketoshi Michigami(武ちゃん)

Taketoshi Michigami(武ちゃん)こと道上武利です。 熊本県天草市出身で熊本県天草市在住です。趣味は読書、性格は明朗かつ涙もろい純情派。令和2年度末に公立中学校を定年退職しました。インターネットビジネスで収入を得、今まで尽くしてくれた妻や、世話になった母親に恩返しがしたいと思っています。ブログは初めてです。どうかよろしくお願いいたします!
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