NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の
撮影にも使われている「えさし藤原の郷」
以前にも訪ねたことがあるが、
時間が遅かったためゆっくり見て廻れなかった。
園内の散策コースは二つあり、
一つはお急ぎコースの40分
もう一つはじっくり体験コースの2時間がある。
今回はじっくりと見て廻る事に決めて、
約2時間かけて体験もしながらゆっくり楽しんだ。
私個人的に歴史小説が好きで、
【阿弖流為】や【炎立つ】を読んだこともあり、
以前来た時より登場人物やストーリーが頭の中でつながり
当時を想像しながら見て廻ることができた。
藤原氏が繁栄し中央政権とは別に華やいだ都「奥州平泉」
独自の文化を築き外国との貿易も盛んに行われていた。
一番の財力は金、
多くの金山を有している事と名馬が揃っている事、
その当時の金山は主に三陸海岸沿いに点在していた。
宮城の気仙沼にも金山があった。
藤原氏以前の阿部氏の時代から
京の都以上に繁栄していたと言われる。
外国との貿易も盛んにおこなわれていた。
例えばお茶、
当時のお茶は大変高価な物で一部の貴族しか飲めなかった。
しかし、阿部氏は陸奥守をはじめ
朝廷の役人に対してふんだんに振舞ったとされている。
小説を読む限り
この当時の陸奥守の欲から戦いに発展していった。
私の住む仙台のすぐ隣に多賀城がある。
国府多賀城と言われているが、
今まであまり興味を示さなかった。
ところが本を読んでからは、
多賀城が国にとって重要な場所だったことがわかり、
改めて多賀城を見てみた。
朝廷が陸奥国に向けた軍政府。
あの坂上田村麻呂が
征夷大将軍兼陸奥守としていたのがここ多賀城である。
ここを拠点として奥州ににらみを利かしていた。
この場所から奥州に向けて何万人と繰り出していったのだ。
あの藤原経清も陸奥守に任ぜられたときもあった。
そして前九年の役で藤原経清が処刑された。
その後、後三年の役で藤原経清の嫡男「清衡」が
奥州藤原氏の初代当主になり
奥州は繁栄へと向かって行った。
その後の様子が「えさし藤原の郷」で再現されている。
阿弖流為の化身とされる
「アラハバキ」や「金色堂」も再現されている。
自然に囲まれた広大な敷地に平安時代がトリップしている。
咲いている花などを楽しみながら
のんびりと園内を見て廻るのも良いと思う。
開園時間9:00~17:00
大人1000円
えさし藤原の郷公式HP
www.fujiwaranosato.com
kamo
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