前回は夜になってコルマールに到着しました。
そこで夜ご飯を求め、コルマール駅すぐ目の前のホテルを出発します。
住宅街なのか、店ひとつなく、
古くもすてきなアパート群のような道を歩きます。
すると、大きな公園が目の前に広がりました。
シャン・ド マルス公園です。
11月も終わりになり、12月まであと数日。
クリスマスの時期はもうすぐです。
ヨーロッパはクリスマスマーケットが盛ん。
夜とはいえ、クリスマスマーケットの準備が進められていました。
そんな公園を横切り、街中の飲食店が固まっている、エリアへと歩を進めます。
街灯も少なく、ひっそりと静かな夜の石畳の街を歩くのは
なんだかワクワク、ドキドキします。
学生時代に親の目を盗んで家を出て、
普段とは違う夜の装いの、住み慣れた街を歩く、あの感じ。
楽しさがむず痒くも、夜の闇に溶け込まなければならない、あの感じです。
途中、何度か道を間違え、ようやく飲食店が数件立ち並ぶエリアに出ました。
コルマールはアルザス地方。
アルザス地方と言えば、アルザスワイン。
ってことで、アルザスワインとアルザス料理を食べれるお店を、
ホテルのフロントで聞き出し、街の地図をもらい、印をつけていました。
たどり着いたのは地元のレストラン。
オニオンパイのパスタ。
ベッコフ(肉の煮物)
量が多い!
長時間の運転疲れもあって、食べきれませんでした。
レストランの中には、家族連れのお客さんがいました。
何だかおかしいなと、違和感を覚えます。
お父さん、お母さん、お姉ちゃん、妹、お姉ちゃんに絡み付く男。
多分というか、かなりの確率で、お姉ちゃんの彼氏なんだろうけど、
彼女の両親の前で、それもレストランで、
肩を抱く彼氏にはビックリしました。
欧米ではそんなに珍しいことでもないのかな?
日本ではそんな事とても出来ない。
日本でも出来るのは、
「ウッス!自分、ヨネ子の彼氏っす、
お父さんの七三、マジ半端ないっすね!
お母さんもお姉ちゃんかと思ったっス!」
なんて言えるような頭の悪そうな子ぐらいなもんです。
そんな文化の違いを感じ、ホテルに戻って、
フランケンワインをビシっと飲んで寝るのでした。
ドロスケ
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