最初に、菅原院天満宮神社(すがわらいんてんまんぐうじんじゃ)についてです。
菅原院天満宮神社がある場所には、かつて菅原家が3代にわたって暮らした、菅原院と呼ばれる住まいがあったと伝わっているそうです。
菅原院には、菅原道真(すがわらみちざね)の父と母が暮らし、道真自身もこの場所で生まれたと言われています。
元の土地は、約7000坪もあったみたいで、おじいさんの代から天皇に関わる仕事に携わっていたみたいです。
境内の中には、道真に産湯として使われたとして伝わる、御産湯の井があります。
これは、いわゆる井戸です。
今では、道真公のご利益が頂けるという事で、受験祈願や病気をしないように水を持ち帰る参拝者が多いとのことです。
それから、ご祭神として祀られているのが、菅原道真公・道真の父の是善卿(これよしきょう)・道真の祖父の清公卿(きよきみきょう)の御柱(みばしら)です。
菅原道真と言えば学業の神様で有名ですが、菅原院天満宮神社では学業以外のご利益も授かれます。
それは、末社(まっしゃ)と呼ばれる社(やしろ)の一つで、梅丸大神社(うめまるおおかみしゃ)です。
どんなご利益かと言いますと、皮膚病治癒や癌封じです。
菅原院天満宮神社への行き方は、地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車して、北へ歩いて約5分ぐらいです。
次に関わりがあるのが、京の台所、錦市場の東詰めにある錦天満宮です。
錦天満宮は、菅原家の住まい、菅原院跡地に建てられたお寺の鎮守社(ちんじゅしゃ)として平安時代に創建され、その後、桃山時代に現在の場所に移されたと伝わっているそうです。
錦天満宮で授与品として人気があるのが、大願梅(たいがんうめ)です。
これは、木で出来た丸い梅のような形をした物で、真ん中には穴が空いており、紐がついて蓋が出来るようになっております。
その穴に願い事を書いた紙を入れて、境内の木に吊るして心願成就を祈ります。
とても可愛いですよ。
他には、からくり仕掛けのおみくじがあって面白いですので、ぜひ、行ってみてください。
錦天満宮への行き方は、阪急電車「京都河原町駅」下車して、北へ歩いて約3分ぐらいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
nuts
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