1000年前に、京都の盧山寺(ろざんじ)と言うところに紫式部のお家がありました。
源氏物語の構想が練られたのは、お家から始まり、滋賀県の瀬田川のほとりにある大本山、石山寺なんですね。
そして、石山寺縁起絵巻は、紫式部がこの寺で源氏物語、須磨の巻の一文を書き起こしたと言われています。
石山寺は、天平19年(747年)聖武天皇の勅願(ちょくがん)によって、良弁僧正(ろうべんそうじょう)が創建しました。
そして、奈良時代から観音の霊場として垂髻(すいけい)を集めてきた寺です。
まずは、仁王像がある東大門をくぐって緑豊かな参道を行くと、急な階段があります。
それを登ると、お堂があるのですが、その中でも目を引くのが硅灰石(けいかいせき)です。
国宝の本堂は、巨大な硅灰石(けいかいせき)の上に建てられています。
とても素晴らしいです。
本堂は滋賀県最古の木造建築になっており、とても広くて、緑がいっぱいで気持ちがいいです。
本堂の中には、器物として安置されている本尊があり、それは、33年に一度、扉が開かれる如意輪観世音菩薩です。
安産、福徳、縁結びの観音様として信仰を集め、日本でただ一つ、天皇の命令に封じられた勅封秘仏(ちょくふうひぶつ)です。
他の建物としては、蓮如堂があり、現在は蓮如上人の御影や遺品が祀られています。
それから、室町時代に建てられた御影堂もあり、人為建築の移行として大変貴重な物みたいです。
この中には、真言宗の開祖、弘法大師と、石山寺第三代座主の遺影が安置されています。
後は、本堂の東に建っている、三十八所権現社本殿(さんじゅうはっしょごんげんしゃほんでん)は、神武天皇から天智天皇まで、38代の天皇を祀ることから名付けられてるんですね。
他にも、色々な建物もありますし、紫式部図もあります。
とても堪能できると思いますので、ご興味のある方は足を運んでみてくださいね。
石山寺へのアクセスです。
「京阪石山寺駅」から徒歩10分か、京阪バスで「石山寺山門前」下車すぐです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
nuts
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