場所は、京都市中心部の北西にあり、地下鉄「北大路駅」からバスで約5分、
散策を楽しみながらでしたら、西へ約15分で到着します。
大徳寺は、鎌倉時代末期、船岡山のふもとに禅宗寺院が建立された、
臨済宗大徳寺派 大本山 大徳寺、創建したのは、臨済宗の名僧、大燈国師(だいとうこくし)です。
しかし、大徳寺は、創建から、およそ150年後の室町時代の応仁の乱で荒廃しました。
ですが、とんちで有名な、一休和尚が尽力したと言われています。
そして、千利休、織田信長、豊臣秀吉など、戦国時代に名をはせた偉人達とも、
ゆかりのある素晴らしいお寺です。
大徳寺の界隈で人気のおみやげと言えば、大徳寺納豆が有名です。
もともと、一休和尚がお寺での保存食として考案し、のちに、庶民にまで広がったみたいです。
ですから、大徳寺の門前には、大徳寺納豆を扱うお店が立ち並んでいます。
その中でも、老舗の大徳寺一久と言うお店は、大徳寺の料理方として、
およそ550年の歴史があり、精進料理も作っています。
名前の由来は、一休和尚がいた時に、飯炊きとして出入りをしていたことで、
親しくしていたことからの好意で、一休和尚の名前をもらい、
同じ字は失礼だということで、一久になったみたいです。
もし、機会があれば、立ち寄ってみてください。
では、大徳寺についての話しに戻ります!
大徳寺には、別院2ケ寺・塔頭22ケ寺がありますが、
特に戦国武将とゆかりのある寺院を3つ紹介します。
まずは、織田信長・豊臣秀吉ゆかりの黄梅院(おうばいいん)です。
黄梅院の始まりは、織田信長が、亡き父の供養のために庵を建ててからです。
最初は、黄梅庵だったのですが、この庵を、織田信長の亡きあとに、
豊臣秀吉が増築した際、黄梅庵から、黄梅院に改められました。
そして、黄梅院の中に庫裏(くり)があるのですが、
これは、日本最古の物みたいで、400年以上の歴史があります。
なんと、奇跡的に焼けることなく、見事に残ったのは凄いことですね。
それから、
黄梅院の前庭を通って行くと、唐門があります。
これを、抜けると本堂が出てきます。
この本堂には礼の間(らいのま)と言う物があり、これは、客間になっております。
そして、その隣の本堂の中央には、仏様や位牌を祭る室中があります。
それから、室中の隣、本堂のもっとも西側にある部屋は、寺を支える檀家集を招く、
檀那の間(だんなのま)があります。
他には、
本堂を取り囲む作仏庭という枯山水庭園があります。
そこには、石で作られた、巨大な滝口があり、
そこから本堂の東、中庭へと流れていきます。
そして、水の流れは、本堂の正面にある破頭庭(はとうてい)へ、
波頭とは、悟りの境地に達することを意味するそうです。
この水の流れは、本堂を囲む3つの庭をぐるりとめぐり、壮大な枯山水庭園になっております。
とても、芸術的ですよ!
後は、千利休に豊臣秀吉が作らせたと伝わる、ひょうたん池のある、直中庭(じきちゅうてい)があります。
そして、庭の中にある自休軒(じきゅうけん)で、戦国武将達がお茶をたしなんだのでしょうね。
私は、抹茶が飲めないので無理だと思います…
今回は、黄梅院の紹介で終わります。
次回に、後2つの寺院のお話しをさせていただきます。
ここまで、お読み頂きありがとうございました。
nuts
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