蔵王フォレストスプリングスへの釣行

7月7日七夕の日、久しぶりに管理釣り場に行ってきました。
「蔵王フォレストスプリングス」。その名の通り、森の中に囲まれた緑豊かなフィールドです。
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本当は、7月6日-7日と有休を使って、幻の魚〝タキタロウ〟が棲息しているという、山形県と新潟県の県境にある朝日連峰の大鳥池に初釣行を挑戦しようとしていたのです。しかし、6日があいにくの大雨であえなく断念。せっかくの有休がもったいないので7日、どんよりとした曇り空の中、せめて管理釣り場ででもいいからフライロッドを振ってみたいと思い、「蔵王フォレストスプリングス」に向かったのでした。

蔵王フォレストスプリングスには、特徴の違う6つの池があり、その中でこの釣り場で最大の大きさの6号池に入りました。僕のこの日のタックルは、3番手のフライロッド2本にそれぞれ、フローティングラインとシンキングライン(共にウェイトフォワード)。リーダーとティペットは最初は6Xを使用したのですが、ブチブチと4連続で切られてしまって(アベレージサイズが45センチと大きめなのがこの釣り場の魅力)からは、4Xに変更しました。

フローティングラインの先端には、エルクヘアカディスやオリーブ系・ブラック系のパラシュートダン、シンキングラインにはフェザントテイルニンフのブラック・ブラウン、それにマラブーのオリーブ・オレンジ・ホワイトなどを、それぞれ12番~16番のサイズで連結。フローティングとシンキングとを交互に使って一日を過ごしました。

この日は前日の大雨の影響もあるのか、数人いたルアーマンたちも、なかなか苦戦したようで、僕の周りでは1匹もキャッチしていなかった様に思います。

僕の場合、フィールドに8時半に到着し、9時から17時半まで釣りをしましたが、到着早々4連続でヒットするも、久しぶりでかなり腕も怪しくなったのか、バラシの連続でした。フェザントテイルとパラシュートダンに反応がよく、エルクヘアカディスは見切られ、マラブーには反応がありませんでした。

4Xのリーダーとティペットに変更してゲットできたのは、50センチのレインボートラウト2匹、45センチ1匹の計3匹。まあ、お持ち帰りにはちょうどいい数です(この管理釣り場はとても良心的?で5匹まで持ち帰りを出来るルールになっています)。

フッキングしてから、リールのドラグ音を「ジージー、ジジジ…」と唸らせ、トラウトを無理に引き寄せず、テンションをかけながら泳ぎ回らせ、着実に弱らせるまで時間を掛けながら、ゆっくりとやり取りをして、魚の引きを楽しみました。

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今回、本来の大鳥池に釣行したとすれば、標高約1000mあるこの池にいくには、車止めから3時間強のトレッキングが必要でした。また、一泊するための装備を準備すれば、55リットル(約15キロ)のリュックを担ぐ必要があるため、出来るだけ荷物はコンパクトにしたかったのです。しかし、今現在、僕が持っていたフライロッドは仕舞寸法が長く、登山には不利と判断したため、仕舞寸法の短いフライロッドを新調しました。でも、期間的に一度も試し釣りをしないままであったので、今回管理釣り場で試してみたところ、ロッドが柔らかすぎてフライのループを上手に作れず、飛距離を中々伸ばせませんでした(実際には、本人のキャスティングスキルが未熟な所が大きいのですが…)。

ですから、もし、このロッドを持って行って釣りをしたとすれば、おそらく、相当広いフィールドである大鳥池で、思う通りの釣りが出来ず、不完全燃焼で終わったかもしれません。また、15キロの重量のリュックを担いで山に登り、釣りをして、翌日も午前中釣り、午後下山…という52歳の僕には、このスケジュールではおそらく、それに耐えうるだけの体力もなかったであろうと思うのです。

ですから、大雨が降ったときはとてもショックが大きかったのですが、今では、きっと山の神様が「お前にはまだ大鳥池に登って釣りだ出来るだけの内外の準備が足りないよ!」と判断して雨を降らせてくれたのかな…と思う様になりました。必ずリベンジしたいと思いますが、そのためにも内外の準備を怠らない様にする必要性を感じて、一日を終える事が出来ました。

さて、〝Catch & Eat〟を信条とする僕には、帰ってからも一仕事があります。釣った3匹の魚をその日のうちに調理しておかなければなりません。ヘロヘロで帰って台所に立つのですが、今回は妻の協力が得られませんでした(笑)。ウロコを取り、内臓を処理して、三枚におろし、1匹は半身にして塩焼きするために塩を振って一晩寝かせ、もう一匹はホイル焼きか、ムニエルに、最後の一匹は皮を剥いでサクを作り、冷凍庫でルイべにして刺身で食べようと思います。一応管理釣り場としてはしっかりしている所なので、寄生虫の心配はないと思うのですが、夏場に差し掛かる時期でもあるので、念のために冷凍しました。

腰が痛く、途中からは台所に椅子に座って作業をしました。我が家の家の台所は背が低く、男の僕には腰をかがめての作業になるので、相当きつい姿勢になります。でも、これも命あるものを捕獲して持ってきた立場なので、その生命に敬意を表して、大切に扱わなければなりません。文句も言わずに黙々と作業をして眠りにつきました。

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なお、トラウトを捌くのは久しぶりでした。身が海の魚よりも柔らかいので、骨に沿って身を剥ぎ取っていくのがちょっと上手く出来ず、骨に結構、身をくっつけてしまいました(笑)。

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Toshiya Oki

Toshiya Oki

五十肩に苦しむ50代のオヤジです。趣味は海や川での釣りで、頭の中の大半は魚で埋め尽くされてます。イメージとしては、釣りバカ日誌の〝浜ちゃん〟をもう少しスリムにした感じ。とは言っても下手の横好き的なレベルなので、うんちく系の話は得意ではありません。 現在、少し心理学を勉強しているので、ブログには心の栄養になる様な内容を綴っていきたいと思っています。人間関係では人並みに悩んできた方だと思いますので、若い人たちがこれからぶつかる悩みや、心の中に残っているシコリみたいなものを解きほぐす役に立てたらいいかと思います。 プラス一緒にネット収入をどうやって獲得していくかを皆さんと一緒に考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

蔵王フォレストスプリングスへの釣行」への4件のフィードバック

  1. hirosati より:

    ブログ訪問、コメントありがとうございました。
    お隣の県にお住まいなんですね。
    これからもよろしくお願いします。

    1. Toshiya Oki Toshiya Oki より:

      hirosati様

      コメントありがとうございます。仙台には僕も住んだり、通勤したりしてました。小田原です。あと釣り場も閖上にはよく行ってました。震災後は、ちょっと気持ち的に行けなくなったのですが、そろそろもう一度行ってみたいです。今後ともよろしくお願いします。

  2. 当ブログにご訪問いただき、ありがとうございました。
    お魚、上手にさばけてうらやましいです。
    裁き方を教えてくださる記事がありましたら、また訪問させていただきたいと思います。
    応援して、帰ります。

    1. Toshiya Oki Toshiya Oki より:

      関さんコメントありがとうございます。僕の場合我流ですので、ネットで記事と動画を調べてみました。参考までに…本当は同一の魚で同じやり方のものがあればよかったのですが、記事はアジ、動画はマダイです。ご参考までに!

      アジの三枚おろし

      マダイの三枚おろし

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