【笑】タイに初めて友人を連れて行った話  ~その4

前回のその3はこちらから

 

カンチャナブリー3日目

 

前日タム・クラセ―まで列車で行きアルヒル桟道橋を歩い
てきた。

今日はバイクをレンタルしてエラワンの滝までツーリング
の予定である。Kとは昔から一緒にオフロードバイクに乗っ
ていたのでバイクの運転は問題ない。

 

朝6時頃に起きて顔を洗おうと洗面所に向かった。

すると、Kが起きていて「ごめん、今日は自分はホテルに
いるから」と言い出した。

 

「えっ、何で?」と聞き返したら私に右足を見せてきた。

足首周りが太もものように腫れている。
そうです、このKは贅沢病を持っているのです。よりによ
ってこのタイミングで「痛風」が再発してしまった。

 

Kは万が一を考えて痛み止めを持ってきたが残り僅か、前
日の夜中あたりから痛み出した模様、よく考えて見ればタ
イに来てから毎日のようにビールを浴びるほど飲んで美味
しいものをバクバク食べていた。

 

痛風持ちには御法度のプリン体を毎日欠かさず補給してい
たわけで、逆に考えればならない方がおかしい。問題はこ
れからの事、タイの滞在はあと6日残っている。

 

病院に連れて行かなければならないのか、最悪の場合、日
本に帰らなければならないのか色々考える。

しかし、当の本人はケロッとしていて「氷で冷やしていれ
ば治るから、俺にかまわないで二人で楽しんできて」との
んきな事を言っている。

 

とりあえずホテルの近くにセブンイレブンがあるので氷を
大量に買って来た。

 

嫁さんと話し合いながらこれからを考えた。どうすれば良
いのか、足が痛くては自由に歩くことも出来ない、まして
観光を楽しむことも出来ないだろう。
かと言って一人で日本に帰れない、タイの病院で診てもら
うにしても治療が出来ないので痛み止めをもらうだけ。

 

Kと話してみると「俺は大丈夫だから、心配しないで」と
いうが心配しないわけにはいかない。
このまま部屋の中でじっと過ごすのもつらい。

 

今日の予定はキャンセルして、私と嫁さんとで午前中だけ
出かける事にした。ソンテゥに乗り込んで戦場に架ける橋
をじっくり歩き廻った。

 

 

 

 

帰りに氷と食料を仕入れて3人で部屋で昼食をとった。Kの
足は冷やしているかぎり楽らしい。

 

カンチャナブリーも今夜が最後、明日はアユタヤに向かう
予定であるがはたして大丈夫だろうか?最後の夜は部屋で
静かに過ぎて行った。

 

翌日、カンチャナブリーのバスターミナルへ向かうためト
ゥクトゥクをチャーターした。やはり、Kは自力で歩けな
い。

右足が痛くて地面に着けない。これでは、アユタヤに行っ
ても見て廻る事が出来ない。トゥクトゥクの運転手に頼ん
で、松葉杖を探してもらった。

 

薬局に置いてあった。殆んど日本製と変わらない、サイズ
をKに確認してもらい購入した。
少しは自力で歩けるようになった。

 

カンチャナブリーのバスターミナルからアユタヤ行きの
バスに乗り込んだ。周りのタイの人が心配そうにKを見て
いた(小笑)

 

いよいよ終盤、タイの旅も残すはアユタヤに2泊とパタヤ
に3泊、私と嫁さんと松葉杖のKとのアユタヤの旅が始ま
ろうとしていた。

その5に続く

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kamo

kamo

自然が好きでアウトドアが大好きな賀茂左近です。 15年前にタイの彼女と知り合い、タイの魅力に憑りつかれ移住を決意しました。 一度きりの人生! 「最後はタイの国で楽しく生きていきたい」 インターネットの環境さえあれば、タイでも収入を得ることができると思い1年ほど前にブログを手探りで初めて見たものの結果はゼロ。 そこで出会ったのがNLP、私の夢を叶えてくれる方法はこれしかないと思い日々学んでいます。 夢の実現へ向かって情報を発信していきます。

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