全国的に有名な蔵王
山形県と宮城県との県境には有名なお釜があり、
毎年5月のゴールデンウィークには、
エコーラインが開通して観光客で賑わいを見せる。
山形側に行くと有名な蔵王温泉がある。
西暦110年に発見され山形県内で最も古い歴史を持つ。
開湯1900年以上の自然湧出の温泉で1日8.700トンの豊富な湯量を誇る。
泉質は強酸性の硫黄泉
美肌効果があり古くから「美人の湯」として親しまれている。
効能は、切り傷、やけど、慢性皮膚病など
因みにネックレスや指輪などの金属類は溶けてしまうほどの強酸性である
入湯の際は必ず外して欲しい。
蔵王温泉には3つの共同湯がある。
「上湯」「下湯」「川原湯」とあり、
大人200円 子供100円で入ることが出来る。
入り口に料金箱が設置されているのでお金を入れてから利用しよう。
「川原湯」はすのこの下から源泉が湧き出ている。
どの共同湯もかなり熱めで気合が入る(笑)
難点として体を洗うことが出来ないのが残念である。
そのような場合は川原湯の隣に「かわらや」という日帰り温泉がある。
すのこの湯として有名でここもすのこの下から源泉が湧き出ている。
料金は500円、洗い場もあり私のおすすめの日帰り温泉
温泉街の一番奥にあり駐車場も完備しているが、
道が狭いのと直角的に曲がって入るので運転はくれぐれも慎重に
駐車場に車を止めドアを開けると硫黄の臭いが迎えてくれる。
いつ来てもこの臭いは私をわくわくさせてくれる。
はやる気持ちを抑え自動発券機で二人分の入浴チケットを購入する。
1時間後にロビーで待ち合わせをして私は男湯へ向かう。
脱衣所には洋服を入れる籠がきれいに並べられている。
その奥に引き戸を開けると湯舟が見えてくる。
3~4人も入ればいっぱいかなと思うような
こじんまりした木造の浴槽が待ちかまえている。
一瞬濁り湯のように見えるが近づいてみると透明である。
湯の華が沢山浮いていて体に効きそうである。
軽く体を流し温泉に浸かる。
一瞬体がピリピリとする、
肌によく効く温泉だけのことはある。
蔵王温泉は体に刺さるイメージがあるのだが、
ここ「かわらや」のお湯は柔らかい。
からだを芯から温めてくれる。
ほど良く温まったら自分の体を本洗いする。
浴室の奥に引き戸がありそこが洗い場である。
二人分のスペースがありシャワーも完備している。
ゆっくりと体と髪を洗いまた温泉に浸かる。
あったまったら湯舟の縁に座り体を休める。
出たり入ったりを繰り返すとあっという間に1時間が過ぎている。
山形蔵王温泉には何軒かの日帰り温泉があるが、
体を洗えるところが意外と少ない。
ホテルや旅館の日帰りは洗い場があるけれど料金が高いのが難点
私の感覚では山形県内の温泉はほぼワンコインで入れると思う。
体も洗えお湯も良い「かわらゆ」は私のお気に入りの隠れ処である。
そのため隣の宮城県から峠を越えて山形の温泉に行ってもお得感がある。
更に食べ物もおいしい。
特に蕎麦は有名でわざわざ山形まで食べに行く。
一年の中で何回かは蔵王温泉の「かわらや」にお湯をもらいに出かける。
硫黄の臭いが街中にぷんぷんと漂っている。
それもそのはず自然に湧出している源泉はあちこちであふれ出ていて、
温泉街の真ん中を川となって流れている。
その川を眺めるだけでも圧巻であるが、
私の中では「もったいない」気持ちの方が強い(小笑)
蔵王温泉に来た際には、
日帰りの満足感がたっぷりの「かわらゆ」を一度堪能してみて欲しい。
kamo
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