先日のニュースでドローン配送の実証実験をなんと、セブン-イレブンが行なうという映像が出ていました。
改正航空法による有人地域でのドローン配送に向けた実証実験を12月3日から19にかけて行うそうです。
今までドローンによる配送実験は、離島や山間部、過疎地域に限定して実現していました。
※無人地帯での目視外飛行(レベル3)に係る制度が整備されたことによるもの
今回は東京都の多摩地域西部の日の出町(人口約17000人)の有人地域で行われるものです。
実証実験の内容
- 「セブン-イレブン日の出町大久野店」から日の出町内4つの配送地点へドローンで配送
- 利用者が商品を注文(セブン-イレブンネットコンビニ)、4か所の配送地点の1か所を指定
- 注文を受けた商品をドローンに搭載し、指定された配送地点まで輸送。
- 配送地点着陸から自動で注文商品切り離し離陸。
- 配送地点で待機していた利用者が、自分あての荷物を宛名などで確認し受け取る
もうこの内容だけでも「まだ先の未来」と思われていた有人地域の飛行が可能になる!そう予感させるものです。
実際、2022年には登録されたドローンの有人地帯での目視外飛行(レベル4)が可能になります。
その為の国家資格制度も2022年から始まることは以前の記事でもお伝えした通りです。
配送できる荷物の重量や時間はどれくらい?
- 1梱包は5Kgまで配送が可能
- 超える場合は分割して対応
- 注文してから最短30分で配送地点に荷物が届く
- 配送料金は110円
- サービス提供時間9:00~16:00
今回の実証実験では上記の内容で行われたようです。
課題は?どのようなことが考えられる?※個人的な感想を含む
- 1梱包5Kgと言えばそこそこの商品は配送可能ですね。
ただし商品の大きさにも左右されることが考えられるので、あまり大きなものは厳しいものと予想します。 - 最短30分とありますが、商品を梱包しドローンにセットして飛び立つまで~配送地点までの距離、天候による大気の状態などで同じように行う事ができるのかは疑問です。
その辺りも検証項目に含めた実証実験でしょうけど、どこまでスピーディーにおこなえるのかが課題でしょう。
運送業界も配送時間などはシビアになっていますから、あまり時間が掛かるようでは空の輸送のメリットが活かせないでしょう。 - 配送地点の確保も課題の一つですね。
既存の駐車場の利用、空き地等を利用するなど、新たに離発着場所を確保するのでは時間も費用もかかります、その辺りは十分検討が必要でしょう。 - 配送料金も今後の課題ですね。
「距離制」「重量」「一律」にするのかですが、安いに越したことはありませんよね。
でも、配送空路確保に努める意味で料金計算されないか考えます。
道路も同じですよね、今後どうなるのか。 - サービス提供時間は「日の出から日没まで」かなと思います。
理由は今の制度で、夜間飛行は法律で禁止されています。
基本、『日中のみ』となっています、国土交通省に許可承認を得たとしてもかなりの制限がかかります。
改正航空法ではどのようになるかですけど、現状から考えると『日の出から日没』まででしょう。
まだ未知数な部分はたくさんあるというものの、「ここまで来たんだな」というワクワク感もあります。
新たなるサービスに向けて、【ますます目が離せない】といったとこでしょうか。
個人的にですが楽しみでしかたないですね。
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ナオさん
ドローンを使い空撮を楽しんでいる40代後半の「ナオさん」と言います。いずれは、全国各地を巡り景観のよい景色を撮影して皆様にお届けしたいです。その夢と現実を手に入れるために、副業で収入を得たい。まだ始めたばかりですが、ブログライターをキッカケに成長していきたいです。
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