先日、故野村克也さんを偲んで投稿しました。
今回はその野村監督(あえて、監督と呼ばせていただきます)が、
”私が出会った最強の先発投手”
(『私の教え子ベストナイン』(著:野村克也/光文社)より)
と称し、
野村監督の薫陶を受けた古田敦也氏が、
”トモのスライダーはすごかった。ナンバーワン”
(『幸運な男 伊藤智仁 悲運のエースの幸福な人生』(著:長谷川晶一/インプレス)より)
と認めた、
伊藤智仁 氏(投手)
について触れてみたいと思います。
伊藤氏は今年、一軍投手コーチとしてスワローズに戻ってきてくれました。
彼の短いながらも鮮烈な印象を残した現役時代の成績についてはここでは詳しくは触れませんが、
私がかつて神宮球場で目の当たりにした印象深い試合があります。
それは1993年7月4日、神宮球場での読売ジャイアンツ戦です。
ルーキーイヤーの伊藤投手は後半戦ヒジ痛のため登板できませんでしたが、この年7勝2敗、防御率0.91で新人王を獲得しています。
つまり、この成績は前半戦だけのものだったんです。すごい成績ですよね。
ジャイアンツ戦の前回登板は6月9日だったのですが、これも印象深い試合で、
9回ツーアウトまで無失点、しかも16奪三振。
ただ、味方の援護に恵まれず、まさかのサヨナラホームランを被弾。
もう悔しい以外の言葉は見つからなかったでしょう。
しかし、その後の3試合では快投。2勝を挙げています。
そして迎えたリベンジ戦。
生の伊藤投手を一目見たくて、神宮球場に足を運びました。
この日も、素晴らしいピッチングでジャイアンツを0封。
でも、相手のジャイアンツはエース斎藤雅樹。
スワローズもまた点を取れていませんでした。
伊藤投手の快投に魅了されながらも、前回の悪夢が頭をかすめる・・・。
正直イヤな感じはしていました。
ただ、この日は神様もチームメートも伊藤投手を見捨てませんでした。
0-0で迎えた9回裏スワローズの攻撃。ツーアウトランナーなし。
打席に入ったのは、4番ジャック・ハウエル選手。
橋本清投手から、それは見事な15号サヨナラホームランを放ってくれました!
伊藤投手の力投が実りました。
完投・完封で7勝目を挙げたのです。
本当に素晴らしい試合を目の前で見ることができたのです。
(サヨナラホームランを目の当たりにしたのも初めてでした。)
余談ですが、実はこの試合が、1993年シーズンの最後の登板となったのです。
伊藤投手のヒジは悲鳴を上げていたのです。
伊藤コーチ、勝手に思い出に浸ってしまいました。
あの時の感動をありがとう!
今シーズンは投手陣再建に向けてよろしくお願いします!
ヤマ
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こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。
スワローズの伊藤投手の投球は引退後に映像でしか見たことはないのですが、本当にあのスライダーは伝説ですね。
もしケガがなければどのくらいの成績を残したのかと思わせてくれる選手です。
投手コーチとしても経験豊富ですし高津監督とともに投手陣再建に期待ですね。
ちくまさん、コメントありがとうございます。
そうですね、伊藤投手と言えばやはりスライダーですよね。
※投稿内で触れるのを忘れていました(^^;)
首脳陣には、去年のマリーンズのように優勝争いできるようなチーム作りを願っています。