初めての人でもわかる日本酒の知識 その1

しゃんしゃんです。

今では海外でも飲む人は増えている日本酒

昨年(2016年)の日本酒の輸出額は

財務省の貿易統計によると

約156億円と20年前の4倍に増えています。

さらにアジアで多く飲まれていて

アメリカやオセアニア、ヨーロッパでは

日本酒を飲むだけでなく

酒蔵を開業して日本酒が造られるようになるほど

世界中で日本酒の文化が広がっています。

 

そんな世界中で広がっている日本酒

一体何種類あると思いますか?

実は図のように9種類もあるのです。

 

 

 

大きく分けて

「普通酒」「特定名称酒」の8種類に分類されます。

さらに「特定名称酒」の中で

「純米酒」「本醸造酒」の2種類に分類されます。

 

「純米酒」とは

「米」「米こうじ」だけで造られたお酒、

つまり「米」の成分だけで造られたお酒です。

「純米大吟醸酒」「純米吟醸酒」「特別純米酒」「純米酒」

のように「純米」という文字があるお酒が当てはまります。

 

「本醸造酒」とは

「米」「米こうじ」とは別に

「醸造アルコール」を加えて造られたお酒です。

「大吟醸酒」「吟醸酒」「特別本醸造酒」「本醸造酒」

のように「純米」という文字がない

「醸造アルコール」が含まれているお酒が当てはまります。

 

※「醸造アルコール」とは食用に用いられるアルコール分のことで
サトウキビの糖蜜に酵母を加えて発酵させてアルコールを発生させた蒸溜酒です。他にも米で造られた米アルコールもあります。

 

同じ日本酒でも「醸造アルコール」

加えるか加えないかだけで2種類あるわけです。

 

日本酒は米から造られます。

米とは酒米の事で一般家庭の食卓に並ぶ米よりも

粒が大きい米で精米してから造られます。

 

精米とは図のように

米を玄米の状態から米ぬかを取って白くすることです。

お酒を造る時は

外側から削って必要な米の中心だけを残します。

その玄米から精米した米の大きさの状態が精米歩合です。

 

 

ちなみに一般家庭の食卓に並ぶ炊飯器で炊いた

米の精米歩合は90%だそうです。

その精米歩合によってできあがるお酒が違うわけです。

冒頭で「日本酒は9種類ある」とお知らせした事は

精米歩合によるものなのです。

では9種類ある日本酒を表にまとめました。

  精米歩合 製法
普通酒 80%以下 通常
純米酒 60%~80% 通常
本醸造酒 60%~80% 通常
特別純米酒 60%以下 通常
特別本醸造酒 60%以下 通常
純米吟醸酒 50%~60% 5~10度ほどの低温で仕上げ
吟醸酒 50%~60% 5~10度ほどの低温で仕上げ
純米大吟醸酒 50%以上 5~10度ほどの低温で仕上げ
大吟醸酒 50%以上 5~10度ほどの低温で仕上げ

 

ご覧のように「特定名称酒」

80%以下の精米歩合でなければ造れません。

言い換えれば玄米の状態から

20%以上削らなければならないわけです。

さらに「吟醸酒」のような「超高級酒」になると

低温で仕上げなければならなくなります。

このように同じ日本酒でも

精米歩合や製法によって9種類もあるわけです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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しゃんしゃん

しゃんしゃん

将来、会社通勤ができなくても困らない人生を目指すしゃんしゃんです。 「半沢直樹」がお気に入りの40代の一般市民です。 好きな言葉は「百聞は一見に如かず」と「目には目を、歯には歯を」です。 学校で教えて貰えなかったことを教えて貰える事を求めてネットで稼げる可能性を信じて参加しました。 まだまだ勉強中だけど自分と同じようにやりたいことを見つけられず思うような理想とする人生を かなえられなかった人に「人生まだまだ捨てたものじゃない。」と勇気づけて貰えるような記事を目指して書き込みします。 よろしくお願いします。

初めての人でもわかる日本酒の知識 その1」への8件のフィードバック

  1. リリー より:

    しゃんさん、こんばんは。
    私もお酒が好きで今ツイッターでビール100種類制覇を実践中です笑
    日本酒は、スパークリングも出るようになって若い女性でも好まれるようになってますよね。
    9種類もあったのにはびっくりでした。
    どの世界も試行錯誤を繰り返して可能性を広げてるんだと思うと自分もまだまだ頑張らないとと思いました。

    また訪問させてもらいますね^ ^

    1. しゃんしゃん しゃんしゃん より:

      リリーさん、いつもコメントありがとうございます。
      ビール100種類制覇されるとは凄いですねえ(^^♪
      おっしゃるとおり最近はスパークリングの日本酒もあって女性の方でも飲みやすく作られているのは事実ですね。
      自分も同じくまだまだ頑張らないといけないと思います。

  2. ぴーちゃん より:

    しゃんしゃんさん、お酒に詳しくなくても、引き込まれさらさらっと読んじゃいました(*^_^*)
    知らないことも、沢山あり、絵もわかりやすくてすばらしいです。
    さすがです。

    1. しゃんしゃん しゃんしゃん より:

      ぴーちゃんさん、コメントありがとうございます。
      ネットの情報を良い所どりをして無理やりつなげてリライトした内容ですがわかりやすいとは嬉しいです。
      自分のお酒の知っている知識は限られていますが知っている範囲だけでも公開させていただきます。

  3. Manohiro Manohiro より:

    辛口の日本酒で刺身を頂く。これほど両社のうまみを表すものはないと思っています。(笑)
    海外でも日本酒を作っていると思う。
    今後も、差別化したブランド名をうまく活かしてほしい。

    1. しゃんしゃん しゃんしゃん より:

      Manohiroさん、コメントありがとうございます。
      自分も辛口の日本酒と刺身は合うと思います。
      日本の食文化独特の組み合わせならではのものだと思っています。想像しただけでも病みつきになりそうですね。

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