前回の慢性の椎骨の歪みの治し方の続きで今回は心系と脾系を紹介します。
心のツボ反射区からいきますね。
運動テストは、ゆっくりと首をまっすぐ下に向け顎の先端の胸への着きやすさを調べます。
これはある程度重い人でないと分かりにくいかもしれないですが、両腕を横に真っ直ぐに指先まで伸ばし、手首を下に曲がるところまで屈曲します。この時に左右の手首の屈曲のしやすさを調べます。
もう一つは手の少陰心経の霊道から神門のツボ付近の緊張度をみてみます。
霊道は手掌側で、手首を曲げた時にできるシワから肘に向かって指2本分の小指側にあります。
神門は、手掌側の手首のシワ上で、小指側の腱の内側にあります。
この2つを押すと少々固くなって圧痛があたりします。
左右両方かいずれかにに出る場合があります。
このテストは腎の検査を応用したもので、その理由は心(午)は胆(子)と、腎(酉)は大腸(卯)とそれぞれ子午関係にあるからです。
そして大腸の募穴は天枢、ここは胸椎10番の反射点で、胸椎10番は胆兪のあるところなので、この関係から「心」と「腎」は「心腎相交わる」とか、病理的には「心腎相交わらず」と称して密接な関係があります。
実際の臨床でも腎虚を原因として、胆経上や心臓の病理症状はよく見られる事実なんです。
その関係もあって腎虚の場合、手の少陰心経の霊道から神門にかけての肥厚や硬化や圧痛がよくみられます。
またここは第8頚髄神経の反射点であることからも、ここに反応がでます。
心の顔面のツボ反射区は鼻骨の付け根の部分で、中心を境として左右にあります。
そこを曲差で記したように操作した後に再びテストをすると左右差がなくなっていると思います。
心も心包も循環器系ではありますが、心包が活動代謝と関係するのに対して、心は基礎代謝と関係があるので、低体温の体質の人などは少しずつでも変化してきます。
次は脾の反射区ですが、運動テストは左右の手の小指と親指とくっつけ、その左右差を調べておきます。
あるいは、両肩を持ち上げて左右差を確認します。
また、子午相関からくる、手の外側中央に手の少陽三焦経が走り、手首から肩の方に3cmほど入ったところに「外関」というツボがあって、この外関付近や三焦経上の張りや硬さ具合をみておいてください。
脾の顔のツボ反射区は、鼻の先端です。
ココを軽く1分ほど操作して、再び小指と親指の着きやすさの左右差を調べてみると、スムーズになっていると思います。
それと、外関のツボ付近や三焦経上も、全体的かつ周囲から柔らかくなっているでしょう。
また次回もこの続きで腎や胃の反射区をご紹介しますね!
ふくすけ
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