その5はこちらから
アユタヤの最後の朝を迎えた。Kに足の状態を聞いてみると
腫れも引いて大分良くなったみたいだ。まずは一安心。
宿のお兄ちゃんに嫁からお礼を言ってもらい宿を後にした。
ソンテゥに乗りロットゥー乗り場に向かう。Kは少しづつ
松葉杖なしで歩けるようになっていた。
一度バンコクのモーチットまで行きそこから高速バスに乗
り換えてパタヤに向かう。パタヤは2泊の予定である。
宿に到着、お腹が空いたので近くのレストランに入り遅め
のランチ、もちろん私はビールを頼む。
Kは本当に羨ましそうに見ていた(笑)
そのままパタヤビーチまで歩いて行きビーチチェアをレン
タルして海を見ながらまったりしていた。私は何度も来て
いるがKは初めて、パタヤビーチを満喫してもらいたい。
以前はゴミだらけのビーチで海の中まで瓶が転がっていた。
へたに裸足で歩くと怪我をしてしまいそうな状態だった。
これが問題になりビーチの一掃へとようやく市が動き出し
た。以前に比べて大分きれいになった。今でも、定期的に
ビーチに重機を入れてきれいにしている。
パタヤビーチ名物のたくさんの売り子が目の前を行き交う、
その中で七輪をぶら下げてするめを焼いてくれるお兄さん
がいた。以前にも食べたことがあり私の好物でもある。
剣先いか5枚を焼いてもらった。独特のタレもついていて
ビールがすすむ。ついにKは我慢しきれずにビールを頼ん
できた。
「1本だけだよ」と釘を刺してビールを頼んだ。本当に美
味しそうに飲んでいる(笑)
Kと二人で遠浅の海に足だけを入れて楽しんでいた。Kの痛
風も静かにしているようだ。普通に歩けるまで回復してき
た。今晩はKに東南アジア一の歓楽街「ウォーキングストリ
ート」を案内する予定である。
夕方になり嫁の娘達と合流した。私達を海鮮焼き屋に連れて
行ってくれた。Kはもちろん初対面、軽く会釈して食べるの
に夢中になっていた。もうすでにビールは解禁状態、Kの暴
走は止められない。
そんな様子を横目で見ていて私も本心では安心していた。
Kに「ウォーキングストリート」を見せるために、義理の
娘の旦那に案内してもらった。私は以前に来ているので2
度目であるが目の保養には最高である(笑)
Kは人の多さにびっくり、更に露出度最高のタイレディー
達、きらびやかなネオン、活気に満ちた露店の人やパフォ
ーマンスをしている人、世界各国から集まってきた人達、
流石東南アジア一の歓楽街と呼ばれるだけのことはある。
Kの顔は緩みっぱなし、にやけながら楽しんでいる。
ウォーキングストリートを往復して帰路に着いた。Kはすっ
かり「普通」に戻った様子で「もう、大丈夫」と言って来
た。・・・・・今更ですか(小笑)
いよいよ明日は最後のパタヤ、そして最後のタイの夜、タ
イともお別れである。明後日には日本に帰ってしまう。
最後はラン島に船で渡り1日楽しみたいと思う。嫁と船の
時刻などを調べKに明日の予定と出発時間を告げた。
Kは子供のようにはしゃいでいた(笑)
【その7に続く】
kamo
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