1996年に米国で発売された『金持ち父さん貧乏父さん』は、あなたも一度は読んだことがあるかもしれません。
もしくは、本を読んだことがなかったとしても、名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんよね。
ロバート・キヨサキさんというお方が、『金持ち父さん貧乏父さん』の著者であり、かれは同時期にあるものを開発しました。
それが、キャッシュフローゲームというボードゲームです。
このゲームは、投資について楽しく学べるように研究・改良されており、お金持ちになるための知識がゲーム感覚で身につくため、世界各国で反響を呼びました。
現在でも世界中の国々で人々に楽しまれています。
あなたの友人でもキャッシュフローゲームをもっていたり、キャッシュフローゲームをされた経験があるかもしれません。
日本では、圧倒的にこの本が有名になっています。しかし、ロバートキヨサキ氏は、実は、このゲームを開発し、このゲームを売るために、解説本として、この本を執筆したそうです。
思わず、えーという反響がでそうですね。このゲームの紹介と、せっかくですので、『金持ち父さん貧乏父さん』について書いてみました。
まずは、ボードゲームについてです。
キャッシュフローゲームは世界初の「金融、財務、投資」を楽しく学べるファイナンシャル教育ボードゲームです。
教育用というと、なんだか退屈な授業(ゲーム)みたいですが、そうならないように徹底的に研究・改良されています。
目的:会社や税金のためにだけ働く毎日からぬけだすためにはどうすればいいのかを学ぶ
お金持ちの概念が自然に身につくとともに、金融、会計、投資についても理解が深まります。
プレーヤーたちは、最初に「ラットレース」と呼ばれる円をまわります。
これは「給料のために懸命に働く生活」を表現しています。プレーヤーは、この輪をまわりながら、ビジネス、株や不動産などに投資を行い、ここから抜けることに挑戦します。
お金に関する意識を早く簡単に高める方法、お金持ちがお金について考えていること、給料が少なくてもお金持ちになり経済的自由を手に入れる方法、資産がお金を生み、そのお金が自分の為に働いてくれる方法などをまなべます。
すごいですね、小さい時から、金銭感覚と投資の考え方が身につくなんてすごいですね。
ここからは、書籍の内容について、説明していきたいとおもいます。要約した、特に重要なポイントをまとめて見ました。
1. お金のために働かない
何度も書かれているのが「お金のために働かない」というフレーズです。
給料のために働くべきではない、という部分が強調されています。
貧乏な人はただお金のために働き、そのサイクルを毎日繰り返し、お金の恐怖心がぬぐえないと述べています。
いわば、お金への恐怖や執着心に囚われているということです。
一方で、金持ちは自分のためにお金を働かせることができる考え、お金のコントロールができるとしています。
お金への恐怖や執着心をコントロールし、頭で考えてお金を生み出すことが重要であると書いています。
2. お金の流れを学ぶ
お金の勉強の中でも、特に資産と負債の違いがなんであるかをよく知ることが大事であると書かれています。
例えば、資産は株や賃貸住宅などの保有しているだけであり、お金を生み出してくれるもの。
負債は、自家用車や自宅などの保有しているだけで、出費つまり、お金が出ていくもののことです。
基本的な、貸借対照表と損益計算書の詳しい解説をしながら、財務諸表を読む重要性についても触れています。
3. 自分でビジネスをする
通常のサラリーマンは、仕事では他人のビジネスのために作業をすることを主にやっているだけである。もし、お金持ちになりたいなら、自分でビジネスをする。それが金持ちになるために重要であると語っています。
いくら働いても、他人のビジネスのためでは、本人が裕福にはならない。そうではなくて、自分のために収益を上げてくれる仕組みを作り上げることが重要だと言っています。
4. お金を作り出す
お金を殖やすとは、投資が基本であり、繰り返し投資の重要性が説かれています。
それをわかりやすく説得するために、働いた場合にかかる税金と投資にかかる税金を比べていました。
日本の場合ですが、所得金額で異なりますが、所得税は最大で45%かかるとされています。
これに対して、株やFXなどの投資にかかる税金は、約20%です。
せっかく懸命に働いても、これだけの所得税が引かれます。このやり方で、お金を貯めるまでに時間がかるということですね。
5. 障害を乗り越える
後半には「実践の書」という部分があり、具体的な行動のヒントが書かれています。
中でも「障害を乗り越える」という部分が印象的です。お金をなかなか貯められない人には、5つの障害があると書いています。
・恐怖心
・臆病風
・怠け心
・後回しにする習慣
・傲慢さ
の5つです。
金持ちになるための道を邪魔するものにほかならず、これらを乗り越えることで、本当の金持ちになるための行動をすることができるということです。
これら5つの項目に心当たりがある人は、いかがですか。少しでも克服できるように考え直すことが、金持ちになるために重要になるといえるのでは、ないでしょうか?
もし、この本をまだ読んだことがない方は是非、一読されることをおすすめします。
また、ゲームにご興味が湧かれたた方は、下記ワードで、検索して見てください。
キャッシュフローゲームでは3種類のボード
初級編 「キャッシュフロー101」
上級編 「キャッシュフロー202」
子ども向け 「キャッシュフロー for キッズ」
ご家庭で、ぜひ楽しんで見てください。
hidechan
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