感染が拡大している新型コロナウイルス。
日本でも緊急事態宣言が発令されて、7府県で外出自粛要請が出されています。
未知のウイルスということもあって、余計に不安です。
コロナウイルス自体は珍しいものではありません。
これまで、人に感染するコロナウイルスは6種類知られています。
風邪の15%程度が、4種のコロナウイルスによるものらしいです。
残りの2種は、「重症急性呼吸器症候群(SARS)」と「中東呼吸器症候群(MERS)」です。新型コロナウイルスは、これらに続く、人に感染することが確認された7つ目のコロナウイルスということになります
コロナウイルスが原因で起こる感染症として季節性インフルエンザがありますが、それと何が違うのか、素人ながらにも比較してみたいと思います。
★症状
新型コロナウイルス・・・・高熱、肺炎
インフルエンザ・・・高熱、頭痛、関節痛など
新型コロナウイルス感染症の初期症状では、鼻水や咳、発熱、軽い喉の痛み、筋肉痛や体のだるさ(倦怠感)など、風邪のような症状が生じます。特に、37.5℃程度の発熱と強い体のだるさを訴える人が多いという特徴があります。
また、“匂いが分からない”、“味が分からない”など、嗅覚・味覚障害が起きる人もいることが分かっています。
★潜伏期間
新型コロナウイルス・・・・1~14日
インフルエンザ・・・・・・1~3日
コロナウイルスの潜伏期間は1~14日(平均5.8日)とされています。
発症時に現れる症状としては、熱、セキ、のどの痛み、強いだるさを訴える人が多いようです。一見、風邪と区別がつかないようです。
★致死率
新型コロナウイルス
・・・・108,281/1,767,855(全世界)6.1%
94/6,005(日本)1.6% 4/12朝ウィキペディアより
インフルエンザ・・・・・・0.1%程度(日本)
★感染経路
どちらも“飛沫感染”と“接触感染”
★感染力
新型コロナウイルス ≧ インフルエンザ?
ざっと比較するとこんな感じになっています。
インフルエンザでも多くの方がなくなっているようですが、感染する母数が違います。
さらに新型コロナウイルスは未知のウイルスでもあり、ワクチンや薬がないことから、インフルエンザよりもリスクが高いことは言うまでもありません。
まとめ
◎感染したのを知らずに感染を広げる危険性
新型コロナウイルスは潜伏期間が長いこともあって、感染しているのに無症状の人が感染していると気がつかず動き回って、知らず知らずのうちに不特定多数の人に感染を拡げてしまうリスクがあります。
そうなると、誰からいつ、うつったのか感染経路が特定できなくなってしまいます。
誰から誰へうつっているか分からない市中感染が拡がってしまうと、感染の封じ込めが難しくなってしまいます。
そういったことから、人の移動を制限する必要があります。
◎感染経路は二つで飛沫感染と接触感染
新型コロナウイルスが人から人へうつる感染経路には、飛沫感染と接触感染の二つのルートが考えられています。
飛沫とは、くしゃみや咳をしたときに口から飛んでいくしぶきのことです。
飛沫には感染者のウイルスが含まれています。
このしぶきを吸い込んでしまうと感染が起こります。これが“飛沫感染”。
人が集まる場所などでは注意が必要です。
一方、感染者が自分の口や鼻を触ったり、口を手で覆って咳をした際には手にウイルスが付着します。その手で触ったところにウイルスが付着しそれが感染源となります。その感染源に触れた人が、同じ手で自身の口や鼻を触ることで感染するのが“接触感染”です。
電車やバスのつり革、ドアノブ、エレベーターのスイッチ、エスカレーターのベルトなど不特定多数の方が触る可能性があるものには注意が必要です。
ウイルスは、主に口や鼻の粘膜から体内に侵入しますが、目の粘膜からも入ることがあるようです。汚れた手でこすらないようにしたほうがいいですね。花粉症の人には辛いですが我慢するしかありません。
◎こんなときは
もし、熱が下がらない、咳が出る。倦怠感が続く、息苦しいなどの症状が続く場合には、
帰国者・接触者相談センターに相談しましょう。
目安)
・風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方
(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様。)
・ 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方
【言葉の意味】
・濃厚接触
感染の予防策をしないで、2m以内の近距離で30分以上、感染者と接触したり会話したりした場合
厚生労働省は、濃厚接触の例として、
- 同居する、または車や航空機なども含め長時間一緒にいる
- 適切な防護をせずに医療行為や介護をする
- 体液などの汚染物質に直接触れる可能性が高い環境にいる
などを挙げています。
密閉された環境では、濃厚接触になりやすいいので感染のリスクが一層高くなります。
今、日本でも欧米と同じように医療崩壊の危機に直面しています。
一人ひとりが外出を自粛して移動しないようにすることと、コロナウイルスは潜伏期間が長めで無症状の場合も多いようなので、感染の予防として自分がうつらないようにするだけでなく、自分も感染源になっているかもしれないという意識で周囲に拡げない予防も考える必要があると思います。
なかなか今のリスクがピンとこないかもしれませんが、世界の他の国々の状況を見ればどれほど危険なものかは想像できると思います。
日本政府の危機感は甘いと思いますが、一人ひとりが危機意識を持って本気で考えて対応すればきっと良い方向へいくはず。
しばらくは辛抱です。
tackmemo
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