時刻は17時になろうかという所。
ようやく、リヒテンシュタイン公国に入りました。
日も暮れてきたので、あまりはっきりとは見えないですが、
とてもきれいな街。
洗練されている感じがします。
僕ら夫婦には旅の教科書とも言うべきものがあります。
それは、水曜どうでしょうです。
今回のノープラン旅行に際してこの番組から学んだ、大事なことを忘れないようにしました。
「食事の前に宿を探す」
です。
水曜どうでしょうの中で、
大泉洋は「宿を探す前にご飯が食べたい!」とのたまわり、
先に食事をとりました。
その結果、レストランで料理が出るのが遅すぎて、食べ終わったのは23時前。
ホテルを探すもどこも満室。
挙句の果てにドイツの道端で、
ディレクターからでた言葉は
「ここをキャンプ地とする」
でした。
僕らはどうでしょう班と同じ轍は踏みたくない。
そんな思いがありました。
彼らの教訓を無駄にはできない。
僕らは先に宿を探すという共通意識の元、今回の旅に挑みます。
そして、リヒテンシュタインはファドゥーツに。
駐車場を見つけ、駐車しました。
地下駐車場でした。
地上に上がろうと、エレベーターに向かいます。
すると、ちいさな機械がエレベーターの前に立っています。
発券機です。
リヒテンシュタインの公用語はドイツ語。
またもドイツ語が僕らの前に立ちはだかります。
ワカラン。ワカランヨ。
イラストの説明もあるのですが、
抽象的すぎて分かりません。
あれこれ格闘していると、エレベーターから一人の女性が下りてきました。
発券機をうらめしそうに見つめている東洋人夫婦を見つけ、
手を差し伸べてくれました。
「ハfghフィオsgfh アshdフィshdfj」
「ん?」
「jサhdfピdf@ポイsd ァイウjhsfp;イオs」
「んんっ?」
こいつ、ドイツ語しゃべりやがった!
ひとしきり説明を終えると、その女性は満足そうに去っていきました。。。
あまりにも無反応な発券機と先ほどの女性の対応から、僕らは
「これ、今日は何か特別な日でお金いらないんじゃね?」
と、都合のいい解釈をして、街へ繰り出したのでした。
ドロスケ
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