京都、宇治田原町の大福谷にほど近い、今もお茶農家が点在する湯屋谷(ゆやだに)は、地元の人達はやんたんと発音している、日本緑茶のふるさととして知られている地区です。
まずは、日本緑茶発祥の地、「永谷宗円生家(ながたにそうえんせいか)」についてです。
「永谷宗円生家」の行き方は、京都京阪バス「宇治田原郵便局前」下車から、南へ歩いて約20分あまり、湯屋谷集落の一番奥にあります。
では、永谷宗円とはどんな人物かと言いますと、日本緑茶の生みの親として、江戸時代に日本緑茶を広めた凄い方です。
江戸時代の庶民は、新芽だけでなく、古くて固くなった葉や茎の茶葉を使っていたために、赤黒く味の粗末なお茶を飲んでいました。
ですから、いい茶葉を作るために、宗円はかなり研究をしたということです。
もちろん、宗円の生家には、お茶を作る道具がいっぱいあります。
その中に、炭火を熱源とする焙炉(ほいろ)があります。
この焙炉の上で、新芽だけを蒸した茶葉を手もみしながら乾燥させる、青製煎茶製法(あおせいせんちゃせいほう)を考案しました。
しかし、確立させるまでの年月は、何と15年も費やしたそうです。
もし、宗円がいなければ、日本緑茶はどうなっていたのでしょうか…
永谷宗円生家の隣には、「茶宗明神社(ちゃそうみょうじんしゃ)」があります。
ここは、湯屋谷集落の氏神だった社に、昭和29年、永谷宗円が茶宗明神として祀られました。
今なお、全国のお茶に携わる人々から熱い信仰を集めています。
他には、湯屋谷地区の玄関口にある、地元の住人たちで運営している、観光交遊施設の「宗円交遊庵やんたん」があります。
施設としては、まだまだ新しくて綺麗です。
そこでは、湯屋谷地区の郷土料理や茶そばが食べれたり、お茶の講義や製茶体験も楽しむことができます。
そして、地元のかたが作られたお茶の購入もできます。
「宗円交遊庵やんたん」の行き方は、京都京阪バス「宇治田原郵便局前」下車から、南へ歩いて約8分です。
最後に、宇治田原町は、土地がハートの形をしていることから、町のあちこちにハートがあふれております。
ぜひ、ハートを探しに行ってみてください。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
nuts
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こんにちは
昨日はコメントどうもありがとうございました。
お茶って、こんな歴史があったのですね。
京都を訪れたら、是非行ってみたくなりました。
友人と行くときは、もしかしたら宇治まで足を
伸ばす時間がないかもしれませんが。