15時間の空の旅から解放されて
ミラノ空港での乗り継ぎを無事終え、
再び、1時間ちょいの空の旅。
もう、ここはヨーロッパ、
そして眼下に広がる大地はイタリアという国。
窓からは、地上の様子がよく見えた。
明らかに、日本とは違う緑。
私も日本の田舎に住んでいて、
地元近くの空港上空では
嫌というほど緑を見ているが、
日本の緑とは明らかに違うのだ。
何が違うのか。
日本なら、山であり森の緑なのだが、
イタリアのそれは、
牧草地という感じだった。
広大で、平らな緑の大地。
牛や馬の姿までは見えないものの
ところどころに見えるレンガ造りの三角錐。
テレビや映画で見たことも
ほとんどないはずなのに
なぜか懐かしさを感じる風景。
そんな窓からの風景に心を奪われ、
飛行機が苦手だということもしばし忘れ、
あっというまに着陸態勢に入る。
レオナルド・ダヴィンチ空港に到着する。
先ほどのミラノ空港と比べ、なにやら殺風景に感じる。
ダヴィンチの名前を関する空港という気がしない。
まあ、それは別に些末なことだ。
今、ローマに降り立ったのだ。
全ての道は、ローマに通ず。
私は、新婚旅行において、
妻と二人で、
生まれて初めて、異国の首都の地を踏んだ。
空港で、荷物を受け取る。
コンベアーで次々流れてくるアレである。
もしかして、他の便に乗っていってたらどうしよう。
そんな不安もつかの間、私たちの荷物は順調に流れてきた。
空港から一歩外に出る。
荷物はたくさん。
で、問題はここからである。
なんといっても、ガイドなしのツアーなのだ。
海外旅行初めてなのにもかかわらす。
事前の打ち合わせでは、空港出口にタクシーが待っているはずだ。
「サトーサン?」
わりと流ちょうな日本語が耳に入る。
英語圏ならば「イエス」で正解だっただろう。
イタリアでは、何といえばいいのだろうか?
とっさに、口から出たのは「はい、そうです」ww
通じたwww。
さすがに、日本人を迎えにくるタクシーさんだ。
だが、そのタクシーは、日本で見るそれとはまったく違っていた。
どうみても個人用の普通車やん^^;。
個人的にこういう仕事を請け負うのだろうか。
でも、トランクに荷物を積んでくれるなど、
サービスとマナーは確かであった。
「もし、偽物タクシーだったらどうしよう!?」
妻は心配していた。
確かに、日本人でサトーといえば半数近く反応するだろう。
だが、ここで疑っていても始まらない。
なにせ、地理的にも、私たちはこの空港から
どこにどうやって向かえば宿につけるのかも分からないのである。
素直に荷物と体をゆだね、
不安はあるが、大丈夫と妻と自分に言い聞かせて、
タクシーは走り出した。
きりたん
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初の海外でツアーじゃないなんて、すごいです!
我々はバスツアーで折角のイタリアだったのにほとんどバス中にしかいなくて勿体ないことをしました(;^ω^)
かすみさん、訪問&コメントありがとうございます^^
今にして思えば、ツアーのほうが安心して余裕のある旅になったのかも・・・という気はしています^^;
それでも、ガイドなしで海外旅行した経験は貴重でしたね^^