脳出血を経験して悟った「三大疾病保険」の真の必要性

〜「貯金で大丈夫」は本当に危険?〜

「病気になっても、貯金でなんとかする」——私の知人もそう言っていました。
しかし、タイトルにある通り、実際に脳出血で入院・リハビリを経験した私は、病気は想像以上に生活を揺さぶることを痛感しました。
「貯金で大丈夫」が本当に危険な理由とは? 突然の病で家計が崩壊しないために、FPとして、そして患者として学んだ「三大疾病保険の真の必要性」をお伝えします。


「突然、命に関わる」三大疾病とは?

「三大疾病」とは がん・心疾患・脳血管疾患 のこと。
日本人の死亡原因の約5割を占める、誰にとっても無縁ではない病気です。

私自身、脳出血で倒れたとき、「まさか自分が」という気持ちでいっぱいでした。三大疾病は、ある日突然やってきて、生活を一変させます。


治療費だけではない「見えないコスト」

病気になると、治療費以上に家計を圧迫するのは「見えないコスト」です。

  • 収入の大幅ダウン
     長期療養になると、会社員は傷病手当金を受け取れますが、それでも給与の約3分の2。長引けば生活維持が困難になります。

  • 家族に発生する「介護・サポート費用」
     遠方の病院に通う交通費、家族の宿泊費、自宅の改修費など、予想外の出費が重なります。

  • 家族の「キャリア中断」リスク
     看病やサポートのために、配偶者や家族が仕事をセーブしたり辞めざるを得ないこともあります。これは、家計にとって二重の収入減 を意味します。

「治療費+生活費+家族の負担」を考えたとき、「貯金で大丈夫」という考えは非常にリスクが高いと分かります。


FPとしての結論

三大疾病保険は、貯金や公的制度では埋めきれないリスクを補う「火消し資金」 です。
ただし、選び方を間違えると無駄になる可能性もあります。

  • 一時金型(まとまった資金を受け取る)

  • 入院・通院ごとの給付型

  • 「一生涯型」か「一定期間型」か

どれを選ぶかは、家族構成・働き方・ライフプラン で変わります。大切なのは、保障を「いつまで・どの範囲」で必要とするのかを決めること。これが 出口戦略 です。

👉 FPとして強調したいのは、「何となく入る」のをやめ、「どんな時に、どれくらいのお金が必要か」から逆算して設計すること。この逆算こそが、保険を無駄にせず、本当に必要な備えとなります。


最後に 〜行動への一歩〜

「三大疾病保険は本当に必要なの?」と迷う方へ。特に以下に当てはまる人は要注意です。

  • 貯蓄が生活費の1年分未満

  • 住宅ローンや教育ローンなどの負債がある

  • 公的な傷病手当金の仕組みを詳しく知らない

一人で悩むより、まずは専門家に相談してください。特に、複数の保険会社の商品を比較検討できる独立系のFP であれば、中立的な視点であなたのライフプランに合った最善の提案をしてくれます。

未来の安心は、今の小さな一歩から始まります。

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モーリー

モーリー

はじめまして、モーリーと申します!42歳、妻と2歳の娘と暮らす3人家族のパパです。介護士として働きながら、新たな挑戦に取り組んでいます。 2022年に脳出血し、もやもや病が発覚。開頭手術を乗り越えて復職。その後、2023年にケアマネ試験に合格、2024年にはFP 2級資格も取得しました。現在はAI学習やライティングを学んでいるところです。 介護や資格取得のコツ、そして日々の暮らしの中での気づきを発信したいと考えています。困難に立ち向かう方や新しい挑戦をしたい方に役立つ情報をお届けできれば幸いです。よろしくお願いします!

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