人を理解するとき、MP(メタプログラム)のフィルターという観点から見ると、とても面白い気づきが得られます。
普段の自分の視点だけで相手を判断してしまうと、「この人は苦手」「自分のほうが正しい」といった偏った見方になりがちです。でも、フィルターという考え方を取り入れると、人間関係がぐっと柔らかくなるんですね。
たとえば私は、介護やリハビリの現場で多くの人と関わってきました。同じ出来事に対しても、ある人は「危険を避ける」という視点で捉え、別の人は「新しいことに挑戦したい」という視点で反応します。最初は「なぜこんなに考えが違うのか」と戸惑いましたが、MPフィルターを学んでからは、「ああ、この人は“回避”のフィルターが強いんだな」「この人は“達成”に目が向いているんだな」と理解できるようになり、対応の仕方が自然と変わっていきました。
同じ景色を見ても、人によって焦点を当てる部分が違うだけ。
「自分と違う=間違っている」ではなく、「違うフィルターを持っている」と考えられると、他者理解や尊重がぐっと進みます。
その一つの方法が成功MPアナリシスです。
会話の中で相手の言葉やしぐさを観察し、今どんなフィルターが優位に働いているのかを推測していく。最初は難しく感じますが、練習を重ねるうちに、相手の世界観に寄り添うことができるようになります。ビジネスでの提案や、家族・職場でのコミュニケーションにもすごく役立ちます。
私自身、病気をきっかけに人とどう関わるかを改めて考えるようになりましたが、MPを知ったことで「自分と違うからダメ」ではなく、「違うからこそ学べる」と受け止められるようになったんです。これが、自己理解や自己効力感の回復にもつながっています。
また、MPの知識は収入や働き方にも応用できます。相手のフィルターを理解して提案できれば、信頼関係が深まり、自然と成果にも結びつきます。副業や在宅ワークの場面でも役立つでしょう。
講座やエクササイズを通じて、相手のフィルターを読み取り、自分のものの見方にも気づく。これは単なるスキル習得ではなく、人生をより豊かにするための大切な体験だと思います。
モーリー
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