知人が京都の北山にある教会の結婚式場を見学した際、印象的な出来事がありました。見学中、神父から「アナタも、ワタシのこと、知ってココにキマシタカ?」と尋ねられたのです。知人はロケーションや内装が気に入り訪れたため、「神父が誰かを知って結婚式場を選ぶ人なんているのか?」と驚いたそうです。
ところが、その神父は有名なバンドの元メンバーで、彼を目当てに訪れるカップルが多いことが判明しました。このエピソードを通じて、「結婚式場選びで神父の知名度を重視する人がそんなにいるのか?」という疑問が生まれ、人の価値観の多様さに気づかされました。
結婚式場選びの基準は人それぞれです。ゴンドラ演出やディズニーキャラクターの登場、伝統ある教会や神社での厳かな挙式など、選択肢は多岐にわたります。ある人にとっての魅力が、別の人にとっては重要でない場合もあるため、カップルや家族間で意見が対立することも少なくありません。こうした価値観の違いを理解し、調和させるためのヒントが、「主要な興味のフィルター」を知ることにあります。
主要な興味のフィルターとは、人が何に最も関心を持っているかを見極める指標で、「人」「場所」「モノ」「活動」「情報」の5つに分類されます。例えば、人を重視する人は「誰と一緒か」に注目し、場所重視の人は「どこで」を最優先に考えます。一方で、モノ重視の人は具体的なアイテムや設備にこだわり、活動重視の人は体験やイベントの内容を重要視します。また、情報重視の人は事前に十分な情報を収集してから判断する傾向があります。
このフィルターを理解することで、相手が何を重視しているかを知り、より効果的なコミュニケーションが可能になります。たとえば、結婚式場を提案する際、人重視のカップルには「人気の神父がいる教会」を勧め、場所重視のカップルには「ロケーションの美しさ」を強調するなど、相手の興味に合わせたアプローチができます。
さらに、このフィルターは結婚式場選びだけでなく、ビジネスや人間関係の構築にも応用可能です。営業やマーケティングでは、顧客がどのフィルターを重視しているかを理解することで、より効果的な提案やコミュニケーションができ、信頼関係の構築や成功率の向上につながります。
主要な興味のフィルターを見極めるためには、普段の会話や行動からヒントを得ることが有効です。たとえば、旅行の話題で「どこに行くか」にこだわる人は場所重視、同行者に関心を示す人は人重視の可能性が高いといえます。
このように、主要な興味のフィルターを理解し、相手に合わせたアプローチをすることは、結婚式場選びに限らず、様々な場面で役立ちます。価値観の多様性を理解し、相手の立場に寄り添うことで、より良いコミュニケーションが生まれるのです。
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