日本100名城⑧

今回は足利氏館と箕輪城をご紹介します。

 

足利氏館

主な遺構は堀と土塁です。

 

館は平安時代末期から鎌倉時代はじめに足利義兼(よしかね)によって築かれたと言われています。義兼は館内に持仏堂(じぶつどう)を建立(こんりゅう)、これが鑁阿寺(ばんなじ)の始まりです。のちに尊氏(たかうじ)が室町幕府を開くと鑁阿寺は足利氏発祥の地、そして氏寺として尊崇され厚い保護を受けました。

堀、土塁が往時の姿をよくとどめているのは、このためであると言われています。

館は周囲を水堀と土塁で囲まれ中世地方武士の別館「方形居館」の形状がよく残っています。

鑁阿寺本堂、多宝塔なども見ておくといいです。

 

〇鑁阿寺

正安元年(1299)に再建され、鎌倉時代の代表的寺院建築として国宝に指定されています。

 

〇太鼓橋と山門

太鼓橋は栃木県内唯一の唐破風様の屋根がついた橋で、江戸時代に再建されました。

後ろの山門(さんもん)は、13代将軍足利義輝(よしてる)が再建した八脚楼門です。

 

〇堀と土塁

堀と土塁で防御された中世武士の館の形状がよくわかります。

 

スタンプ設置場所 鑁阿寺本堂内寺務所

 

箕輪城

主な遺構は、堀と石垣と土塁です。

 

巨大な堀と土塁そして巧緻な縄張の堅固な土造りの城でしたが、最後に入った徳川家康の譜代井伊直政(ふだいいいなおまさ)によって石を用いた近世城郭に大改修さえています。

見どころの1つは二の丸から鍛冶曲輪(かじぐるわ)の南側に掘られた大堀切です。

幅30mで深さは現況で9mもあり、城を南北に二分しています。

このほか、中世から近世への過渡期の特徴をよく備えた郭馬出(かくうまだし)西虎口門の復元が平成28年(2016)に完成し、見学できるようになりました。

 

〇本丸跡

四方を空堀に囲まれていた厳重な曲輪です。

 

〇復元された郭馬出西虎口門

平成14年度の発掘調査で、磁石すべてが残っているのが確認されて、その結果等に基づいて門の建物構造を検討し、平成28年に復元が完成した。

 

〇三の丸石垣

鍛冶曲輪にも石垣が残っているのが、この場所の石垣は特に残りが良い。

 

スタンプ設置場所 箕郷(みさと)支所受付

The following two tabs change content below.
ふくすけ

ふくすけ

日々楽しくワクワクを大事にして行動するよう心掛けています。海が大好きで、海や緑を見ながら美味しい物を食べるのが一番の楽しみです。ネットビジネスを勉強して自宅で収入を得ようと頑張っているところです。今後はヒーリングやコーチングの仕事もやっていきたいので、湘南の海の見えるところにサロン兼自宅を持つことを夢見てライティングスキル磨きしていきます!よろしくお願いします!
ふくすけ

最新記事 by ふくすけ (全て見る)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です