前回までに引き続いて慢性的な椎骨の歪みを改善為の顔の反射区、今回は腎と胆と胃を書いていきますね。
腎の反射区の運動テストは心の時と同じで、ゆっくりと首をまっすぐ下に向け、顎の先端の胸への着きやすさ、あるいは両腕を横にまっすぐに指先も伸ばして挙げ、手首を曲がるところまで屈曲し、左右の手首の屈曲しやすさを調べます。
もう1つは手の少陰心経の神門のツボ付近の緊張度や硬さ圧痛をみます。
神門は手掌側の手首のシワで小指側にある腱の内側にあるツボです。
硬さや圧痛が左右両方かいずれか一方に出ていると思います。
腎の顔のツボ反射区は鼻の尾翼のところです。
ココを軽くつまんで両手で30秒ずつ振動刺激を加えます。
そして、再び運動テストや神門の具合をみると左右平均していると思います。
また、腎のツボ反射区操作前のテストとして左右の首の付け根の筋肉の状態を手の平で観察し、その凝り具合や硬さをみるのもいいです。
肩こりの酷い人は筋だか骨だかわからない程に骨のように硬くなっている人が多く、慢性化するとそれも感じられなくなります。
その凝りを調べておいて、腎のツボ反射区である鼻翼のところを操作して、もう一度そこを調べると柔らかくなっています。
胆のツボ反射区は鼻の脇で、胆のツボ反射区のテストは、前述した心・腎と同じですが、その他に足の少陽胆経の陽陵泉より下の胆経上の筋の硬さ張り具合などを左右調べてみます。
陽陵泉は、膝の外側の飛び出した骨のすぐ下の凹んでいるところにあります。
胆のツボ反射区を刺激後に再び調べると周囲から柔らかくなっていると思います。
胃の顔の反射区は鼻骨と前回紹介した脾のツボ反射区の間の肉質のところにあります。
胃の反射区の場合は、前々回紹介した心包の運動テストと同じですが、足の陽明胃経の足三里から下の胃経上の緊張や張り具合も調べておくといいです。
そこを振動刺激した操作後に調べると周囲から柔らかくなっているはずです。
以上が顔のツボ反射区とその運動テストですが、これらを終えた後にもう1度大きく首を1回だけ左右に回して状態を確認した後に「曲差」のツボを軽く操作しておくといいですよ。
ふくすけ
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