ハイボール人気でウイスキーの需要も高まり、様々なものが楽しまれるようになりました。
その中で「ノンチルフィルタード」と言われる無濾過のウイスキーの人気も高まりつつあります。
濾過してある「チルフィルタード」との違いを以下にわかりやすくご説明します。
- チルフィルタードとは、ウイスキーを低温(通常0-4℃)まで冷やして濾過する製法です。
この工程で、ウイスキー内の脂肪酸エステルやタンパク質などが固形化され、
取り除かれます。
まるでコーヒーをペーパーフィルターで濾過するように、
濁りの原因となる成分を取り除くイメージです。
- ノンチルフィルタードは、その名の通り低温濾過を行わない製法です。
ウイスキー本来の風味や旨味成分をそのまま残すため、
より自然な状態のウイスキーを楽しむことができます。
例えるなら、オリーブオイルのエクストラバージンのように、
素材の良さを活かした製法といえます。
- チルフィルタード製法のメリットは、見た目の透明感が美しく、
氷を入れても濁りにくいことです。
特にバーやレストランでの提供時に、見た目の品質を保ちやすいという利点があります。
まるでクリスタルガラスのように澄んだ見た目は、多くの方に好まれています。
- 一方、ノンチルフィルタードのウイスキーは、
氷を入れたり冷やしたりすると若干曇ることがありますが、
これは品質の問題ではありません。
むしろ、ウイスキーに含まれる旨味成分が豊富に残っている証です。
お味噌汁に油が浮いているように、それは素材の旨味が詰まっているサインなのです。
- 味わいの面では、ノンチルフィルタードの方が、
より濃厚でクリーミーな口当たりを感じられます。
チルフィルタード製法での取り除かれてしまう旨味成分が残っているため、
より複雑で深みのある味わいを楽しむことができます。
例えるなら、生クリームと加工乳の違いのように、より本来の豊かな味わいを感じられます。
いかがですか?ノンチルフィルタードウイスキーを飲んでみませんか?
ややアルコール度数が高いのが特徴です。
度数が高いことで白濁しにくいという理由からです。
低価格のノンチルフィルタードウイスキーならキリンの「陸」がオススメです。
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kuzo
50代後半の某アルコールメーカー勤務です。
20代は主に東京で働き、30代は飲食店経営、40代以降はサラリーマンという経歴です。
飲食店経営に関する情報を発信していければいいと考えています。
スポーツをすることが好きで、
飲食店経営時代にはお客さんと野球チームやバスケチームを作り
試合にも出ていました。
あと、1980年代の新宿のディスコで働いていたことで
そのあたりの曲が好きですし、レコードもたくさん持っています。
どちらかと言えばチャラめの男ですが、よろしくお願いします。
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