今回は白河小峰城と水戸城をご紹介します。
白河小峰城・・福島県白河市
主な遺構は、本丸、竹之丸、帯曲輪(おびぐるわ)、二ノ丸、石垣、堀です。
江戸時代に丹羽長重(にわながしげ)が大改修した城郭の見どころは、なんといっても見事な石垣だそうです。
本丸内部からだけでなく、北側の水堀越しから落葉時によく見える帯曲輪の石垣もみごとだそうです。
清水門跡を入って突き当りの高石垣の左やや上方に半同心円状に積まれた部分があり、この部分を含め10か所の石垣が2011年の東日本大震災で崩れましたが、2019年春に被災個所の復旧が完了しました。
・二の丸からのぞむ石垣
石垣が長々と続き、往時は石垣上に櫓が林立していました。
・桜門跡前の石段
狭い石段を上り右に曲がると両側を石垣で挟まれた通路で、背後と合わせて三方から敵を制圧できます。
・復元された三重櫓と前御門
天守の代用だった三重櫓は、江戸時代の絵図などに基づいて木造で復元されました。
前御門(まえごもん)は本丸の大手口にあたります。
スタンプ設置場所 三重櫓、二ノ丸茶屋、(公団)白河観光物産協会、小峰城歴史館
水戸城・・茨城県水戸市
主な遺構は、薬医門、切通し(きりどおし)、堀です。
鎌倉時代に馬場氏が築いた館を佐竹義宜が大改修し、さらに徳川頼房(家康の十一男)が入城して御三家にふさわしい城に改築した城です。
台地上の最高所に本丸を築き、二の丸、三の丸を連郭式に配した縄張である。
また、石垣を用いず、土塁と堀のみで守りを固めています。
三の丸の空堀や二の丸と本丸の間のJR水郡線が走る深い堀底を見れば、防御力の高さがわかるそうです。
2020年に水戸城の正門にあたる大手門の復元整備が完成しました。
・大手門
大手門は土塁で囲った枡形門(ますがたもん)でした。
幕末にこの大手橋周辺で佐幕派と倒幕派が激闘を繰り広げている。
・三の丸跡の空堀
空堀の高さ、土塁の高さ、法面(のりめん)の角度を見ると、土造の城の魅力が満喫できます。
・本丸跡に残る橋詰門
佐竹氏が建てたもので、現存する最古の遺構が薬医門(橋詰門)です。
本丸跡の県立水戸第一高校内に移築されています。
スタンプ設置場所 弘道館料金所窓口(12/29~31休館)
ふくすけ
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