どうも、ドロスケです。
前回はストラスブールの大聖堂をご紹介しました。
ストラスブールにはプチフランスという場所があります。
プチフランスは観光名所として川辺の家々の並んだ景色が人気です。
フランスの中に「小さなフランス」がある。
なんか不思議です。
原因というか理由としては、この街の歴史からきているものなんですが、
このストラスブールという土地は何度も国が変わっています。
もともとはケルト人の街。
そこに、ゲルマン系民族が侵攻してきたため、
ゲルマン系の、ドイツ人の街になって、
その後ゲルマン系のフランク王国に入ります。
その次はローマ帝国です。
ローマ帝国はドイツの原型になるのですが、
この16世紀初頭にイタリア戦争から帰還したフランス兵がこの街を訪れます。
時を同じくして、この街で性病が大流行してしまうのですが、
タイミングからして、このフランス兵が疑われてしまい、
性病患者を隔離、収容した病院を「Zum Franzosel（小フランス）」と呼びました。
その後、このエリアごとを蔑みの意味で「小フランス」と呼び続けたのです。
それから100年ほどして、
ストラスブールはフランスに併合されます。
これまでとは言葉も服装も習慣も変わります。
フランス語はなかなか定着しませんでしたが、
長い年月をかけて、小フランスも「Zum Franzosel」からフランス語の「La Petite France」になりました。
20世紀になって、観光地化され、人気のかわいいエリアとなりました。
が、
ノープランでこの旅に臨んだ我々は、
ストラスブールにそんな場所があるのかさえ、
そもそもストラスブールに何があるのかさえ知りません。
メシア様たる iPad mini 様に地図を見せてもらい、
お！ここにもノートルダムがある！
わ！プチフランスってとこがあるよ！何か分からんけど、行ってみよう！
ってな具合なので、事前準備も何もあったもんじゃなく、
何も分からずプチフランスへと足を運びます。
プチフランス。
そこは何もない、ただの島？中州？みたいな所でした。
船が通るのか、跳ね橋のようなものがあり、
それを待って、プチフランスへと入ります。
本当に特に何もない、
かわいい家が並ぶ、ただの島？でした。
でも観光名所となるのはうなずけるくらい、
家並はかわいく、歩いているとうっすらテンションが上がります。
このうっすらテンションは旅行においてなかなかいいですよ。
テンション爆上がりだと、
自分の中で、ザ・観光客感が出まくってしまうのですが、
うっすらテンションで街を闊歩していると、
自分が街の住人のようなそんな感じが味わえます。
僕だけですかね？笑
でも、このうっすらテンションが味わえる、
ストラスブールのプチフランスおすすめですよ！
コロナが明けたらぜひ！
ドロスケ
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