新型コロナウィルスの治療薬としてアビガンという薬に期待が高まっています。
どんな薬であるかということをまとめてみました。
最近では、石田純一さんや赤江珠緒さんがアビガンで、新型コロナウィルスの感染症が改善したというニュースがありました。
お二人ともアビガンで症状が改善し退院しています。
アビガンは、もともとは抗インフルエンザウイルス薬で、富山化学が1998年から開発を始めた薬です。
しかし、1999年に抗インフルエンザ薬としてタミフルが普及してしまったため、このままアビガンの開発を続けても仕方がないのではないかということで、開発が中断されていた時期もありました。
その後、富士フィルムが富山化学を2008年に買収し、アビガンは2014年に新型インフルエンザの治療薬として、製造・販売の承認を得ました。
しかし、アビガンは国が新型インフルエンザの流行に備えて備蓄する特殊な治療薬で、タミフルなど既存のインフルエンザ治療薬が効かない場合に限って使用するということになっていました。
その後アビガンは、2014年に西アフリカでエボラ出血熱などの治療で高い効果を発揮した時に、名前が知られました。
今回、アビガンは新型コロナウィルスに効く可能性があるとして、治験がすすめられていて、治験は6月末に治験が終了するので、7月以降に全国の医療機関で処方されるのではと言われています。
それでは、今の段階で、実際にアビガンは処方してもらえるのでしょうか。
アビガンを全国の医療機関が使用するためには、厚労省のアビガンの二つの研究班のどちらかに参加する必要があります。
国立国際医療研究センターと藤田医科大病院です。
つまり、厚労省の二つの研究班のどちらかに参加している病院で治療を受けている場合は、アビガンを使用してもらえるということです。
アビガンが承認されて、全国の医療機関で使用されるまであと2ヶ月程度かかりそうですので、それまでの間はなるべく多くの病院に厚労省の二つの研究班に参加してもらうしかありません。
アビガンはいまだ未承認の薬ですが、新型コロナウィルスの改善事例が増えれば、現段階でも使用してみようという医師も増えてくると思います。
Jonny
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こんばんは。拙ブログにご訪問、コメントありがとうございました。
日本はアビガンを世界80か国に無償供与するそうですが、日本国民も早く服用できるようになればいいですね。
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