新型コロナウイルスが猛威を振るっています。
毎日ニュースではコロナウイルスの状況を報じています。
SARSのときも大騒ぎしましたが、今回はそのとき以上に大変なことになっています。
中国では4万人を超える人が感染し、死者が1,000人を超えました。
終息する気配がまったくない中、日本は大丈夫なのかとても心配になります。
ドラッグストアではマスクは消え、今ではアルコールもなくなっています。
この混乱が早く終息するのを願うばかりです。
★そもそもコロナウイルスとは?
発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで、人に感染を起こすものは6 種類。
- 風邪をおこすコロナウィルス4種類(Human Coronavirus:HCoV)
HCoV-229E、HCoV-OC43、HCoV-NL63、HCoV-HKU1
一般の風邪の原因の 10~15%(流行期は 35%)を占める。
- 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS-CoV)
コウモリのコロナウイルスがヒトに感染して重症肺炎を引き起こすようになったと考えられている。一人の感染者が多数に感染を広げる「スーパースプレッダー」が存在した。子どもには殆ど感染せず、死亡した人の多くは高齢者や心臓病、糖尿病等の基礎疾患を持っていた人だった。
- 中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)
ヒトコブラクダに風邪症状を引き起こすウイルスが、人に感染すると重症肺炎を引き
起こすと考えられている。サウジアラビアで発見された。SARSと同じように高齢者や
糖尿病などの基礎疾患を持っている人が重症化。
★感染経路は?
コロナウイルスの感染症がどのように感染するのかについては、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つがあります。
①飛沫感染
くしゃみや咳により唾液の飛沫と一緒にウイルスが飛散し、他の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。学校や会社、電車の中など人が集まる場所は注意が必要です。
②接触感染
例えば感染者が咳をしたときに手で口を覆うと、咳によりウイルスが混じった飛沫が手に付着します。その手で周囲の物に触るとそこへウイルスが付着し、他の人がその物に触ってウイルスが手に付着、その手で目・口・鼻を触ることで粘膜から感染します。エレベーターのボタン、ドアノブ、エスカレーターや階段の手すりを触るときは注意が必要です。
★感染したらどのくらいで症状が出る?
潜伏期間
コロナウイルスの潜伏期間は1-12.5日とされていますが、感染者は14日間の健康状態の観察が推奨されているようです。新型コロナウィルスでは最長24日間にもなるそうです。
★治療方法は?
治療方法
有効な抗ウイルス薬等の治療法がないので、ワクチンなどができるまでは発熱や呼吸器の炎症による咳や呼吸困難を抑える対症療法しかありません。
★予防はどうしたらいいのか
◎咳エチケットの徹底
他の人に感染させないために、咳やくしゃみをする際にはマスクやハンカチ、自分の服の袖などを使って、口や鼻をおさえましょう。
◎アルコール消毒
コロナウィルスはアルコール除菌が効果的とされており、アルコール除菌シートを使用するといいといわれています。そのため中国では街中でアルコールを散布しています。
ただ、アルコールで手を拭きすぎてしまうと、皮膚を傷つけてしまう可能性があり、そこからウイルスが体内に侵入する可能性もありますので注意が必要です。また、日本でする人はいないと思いますが、消毒のため室内でアルコールを散布したりすると、その濃度によっては引火して火災を起こす危険もあります。日本は冬で乾燥していますからやらない方がいいですね。
◎マスクは有効?
マスクは自分の予防というよりも、他の人へ咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等の飛散を防ぐために使うのが主目的になります。なので咳やくしゃみをする人は積極的にマスクをつけた方がいいです。
ウイルス自体の侵入をマスクで防ぐことはできません。ただし、乾燥を防ぐことでウイルスが侵入しづらくするという意味ではマスクも一つの手段となります。
ただし、今、“マスクもしましょう”と言っても、今どこにもマスクがありません。おそらく転売目的だと思いますがアマゾンなどでは通常価格の何倍もの値段がついています。
混乱に乗じてそんなことをするのはちょっと神経を疑ってしまいますね。
★他の対策は?
手など皮膚の消毒を行う場合には、消毒用エタノール。物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウムも有効であることが分かっているようです。
2月10日、横浜に停泊しているダイヤモンド・プリンセス号での感染者が135人になりました。未知のウイルスだけに検査も時間がかかっているようですね。3700人全員の検査がすぐに始まらず、体調不良者から順次検査をしているようですが、症状が全くない感染者もいるみたいですし、検査そのものも結果が出るまでに6時間もかかるようなので、時間とともに感染者がさらに増えないかが心配です。日本政府の早い対応を望みます。
目に見えない恐怖がありますが、正しく理解し備えるのが肝要と考えます。SARSのときも店頭からマスクが消えました。結果、大量にマスクが余ってしまった家庭も多かったのではないでしょうか。肝心の医療現場などでマスクがなくなってしまったら、それこそ一大事です。情報を正しく入手し、過剰にならないよう注意しながら備えをしていただければと思います。
tackmemo
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