サークル・オブ・エクセレンスとは、アンカリングのテクニックを応用し、自分が最高のパフォーマンスを発揮している状態をいつでも呼び起こせるようにするテクニックのことです。
言うは簡単、理解し実践するのはむずかしいですからね。
プレゼンテーションの前や何かの勝負の時など、最高のパフォーマンスを期待する時などにサークル・オブ・エクセレンスのテクニックを活用することができます。
具体的なワークの手順は下記の通りです。
1. あなたの能力が最大限に発揮できている状態をイメージします。
視覚的イメージ、聴覚、身体感覚など5感をフルに使って、最高の状態を思い起こします。
この状態をエクセレントステートと呼びます。
2. 目の前にサークル(輪)をイメージします。
このサークル(輪)のことを、エクセレンスサークルと呼びます。サークルの色や形を具体的に言語化します。
3. 1で導き出したエクセレントステートの状態を維持したまま、目の前のエクセレンスサークルの中に入ります。
4. エクセレンスサークルの中に入ってみて、見えるイメージ、声や音、身体感覚などを感じます。
5. 充分にその感覚を体験したら、エクセレンスサークルの外に出て、体をシェイクするなどして一度感覚をリセットします。
6. 再度エクセレンスサークルの中に入り、すぐに最高の状態になれたか確認します。
7. 最高の状態が思い起こせたら、4~6を何度か繰り返し、体験を強化します。
8. 最後にエクセレンスサークルから出た後、いつでもエクセレンスサークルを再現できるよう、特定の動作を決め、それをアンカリングをする。
NLP(神経言語プログラミング)のサークル・オブ・エクセレンスは、プレゼンテーションやスピーチや商談、スポーツなどの勝負時などに活用できるテクニックで、スポーツ選手が試合前に集中するために行う勝者になったイメージを植え付けるような感じです。
そして、いざ出番になる。その時、ある特異な動作でそれを呼び起こす。
それをより具体的に表現したもののように思ってもらえると理解しやすいですね。
知ってだと思いますが、これを利用している有名な人がいらっしゃるでしょう。
皆さんもよくご存じの方です。
プロ野球選手のイチロー選手が、打席に入ったときの動作。
打席へと、踏み出す足はいつも同じ、打席に立った時、腕を前に向けるポーズをとります。バットを突き出してその腕を引いてくるこの一連のプロセスを通じて、高いパフォーマンスを発揮できた時の状態を体に導きだしているのです。
たぶん・・・
他の選手とは動作が違いますよね。特異な動作です。これがアンカリングされたものだと言えると思います。
NLPは、神経言語プログラミングの略ですが、言語プログラミングという通り、言語についての研究という側面があります。
なぜなら!言葉にはパワーがあるからで、言霊という言葉があるぐらいです。
あなたを成功させるパワーが言葉にはあるのです。
NLPにはパートという考え方のフレームがあります。
「人間のどのような行動・感情・反応にも、ポジティブな目的がある」、という前提に立ち、それぞれの感情や行動をパート(部分、一部)や、一面というように分けて考えるのです。
私たちの一部(一面)であるパートはすべて、自分自身のためになるポジティブな結果を望んでいます。このような考え方をすることによって、自分のパートについて理解しやすくなります。
例えば、一方で思っていることに対して、また一方では異なる考え方が沸き起こったりして、行動をしていることがあります。
『子供を怒鳴りつけたいと感じる一方で、辛抱強く優しい親になりたいと思うこともそうです。心のどこかで恐れながら、べつの部分では機転がきいて自信を持ちたいと考えている ときもあります。』
とあるように、無意識から湧き上がってくる、まるで別人のような感情や行動を感じ取った経験があるかと思います。この自分の中にある別々の部分をパートと呼んでいます。
なので、意識したことと無意識の部分で、違う感情であれば、不一致の状態であると言えます。
意識と無意識が同じ方向にあるとき、一致したという事といえますね。
これは、決意・決心したような感覚であり、後ろ髪をひかれることはなく、身体も心も「YES!」と言っているのです。
目標達成に役立ち、推進力を持っている状態と言えます。
一致は、成功する十分なチャンスを与えてくれます!
不一致感は、葛藤する欲求の間でぐらつき、何をすべきがわからない感覚を生んだりします。
あるいは、ブレーキを踏みながらアクセルを踏むような、進みたいのに進めない矛盾の状態かもしれません。
何かがしっくりこない・・・後ろ髪をひかれている為に、決意決断することできません。
一致は、意識も無意識も成功の方向に向かっていると考えることができそうですね!
無意識で、成功へ進むことを同意している感じです。
無意識が「できて当然」「成って当然」「持つことは当然」という感覚になることは、
強力なパワーがある無意識が成功することを手伝ってくれる状態と考えています。
だからこそ、継続して夢や目標に触れていくうちに、不一致感がなく、静かなる情熱をヒシヒシと感じる状態に変わってくるでしょう。
できて当然なのにそうなっていないことに焦燥感を感じることだってあるかもしれません。あるいは成って当然の状態に成っていない今、成ることに使命感を心おだやかであるが強烈に感じるのかもしません。
無意識にあなたの目標が沁み込み、一致感をもつことは、成功の大きな後押しとなります。
成功に役立つプログラムをインストールしていきましょう!
無意識にプログラムをインストールできたことを知るのに、自分の体感覚、ステート(状態)をキャリブレーションすることは役立ちます。
キャリブレーションは観察して、気づくことができるスキルと考えてください。
相手の表情や表情の変化に気づくことができる。
相手の話し方や声の状態に気づく。
相手の様子や雰囲気に気づく。
事ができるようになるであれば、自分にも使えるのです。
NLPでは、ボディ・ランゲージ、そして行動、発言、言葉の使い方、声の調子など、バーバル(言語的)メッセージとノンバーバル(非言語的)メッセージが同意して、同じ方向に向けられている状態を一致としています。
自分の言葉使いに気づき、自分の言葉使い以外のものにも気づくという感覚の鋭敏性を高めることが大切ですね!
言葉の力で、無意識にプログラムをインストールできます。
心臓を動かすことは、意識して動かしているわけではありませんね。
自分で「心臓よ!もっと速く動け」と考えてもそうはなりません。
しかし、ものすごく怖い小説にのめりこんで読んでいると、恐怖の情景をイメージすることになります。
そのイメージをリアルに感じることで、実際に身体は恐怖を感じます。
そして、鼓動が早くなることがあります。
これはいいかえると、言葉によって、心臓が速く動いたということですね。
体温調整も、普通は無意識の働きと言えますね。
「身体よ!体温を1度上げてくれ!」と考えても体温調整はできません。
しかし、興奮する内容を描いた文章に没頭することで、言葉から興奮のイメージが想起されます。
そのイメージに臨場感を感じることで、実際に興奮状態になり、身体が熱くなることもあります。(ここは、深く想像せずにスルーして欲しい場面です・・・)
手に汗をにぎるなど、発汗することもあります。
言語という入力で、頭や心にイメージが想起されます。
そのイメージの臨場感が高いと、リアルな感覚を感じることになります。
例えば、こんな話はどうでしょうか?
読みながら想像(イメージ)してみましょう。
ここにレモンがあります。
ずみずしい大きなレモンです。それを手にいていると想像してください。
色を良く見てください。
それを手の中で転がしてみましょう。
レモンの皮の細かなデコボコを感じるかもしれません。
そのレモンを鼻に近づけてみてください。
レモン独特の香りを感じてみましょう。
その手に取っているレモン。親指でぎゅっと傷をつけてみましょう。
親指がレモンに食い込んでいくまで。
親指がレモンの皮に入っていく果肉の感触、果汁が指から滴り落ちる感触・・・
その手を、目の前に持っていきます。
みずみずしいレモンの果肉を目にしながら、口を開けてみましょう。
・・・
ここまでで、どうです?
私は、こういった言葉を耳にすると、自然と口の中に唾液が広がってきちゃいます。
言葉によって、身体が反応する一例ですね。(笑)
言葉の力です。
『アズ・イフ・フレーム』も、その一例です。
「もしも、何々だったら」というフレームで言葉か消していくことがNLPの技法ではよくあります。
タイムライン系のワークもそうですね。
過去、現在、未来など、あたかも時間軸があることを前提にガイドを進めていきます。
人は、言葉かけによって、イメージを想起する能力を持っています。
過去、未来に行くことをイメージしたり、床に過去から未来に伸びる時間軸を見て感じることができたり、過去、未来を見たりすることが可能です。
言葉によってトランス体験をさせていることと同じと言えそうですね。
現実の目の前にないものを見せて、聞かせ、感じさせているのですから、催眠術にかかっている状態と似ていませんか?
NLPのエクササイズやワークでは、言葉によるガイドで実際にステートが変化します。
ステートが変わったことは、外部に振る舞いとして表出しているのをキャリブレーションで確認できます。
ステートが変われば、顔の表情がかわり、姿勢や体の動かし方も変わりますから!
・人が落ち込んでいる時を想像してください。
どんな表情ですか?
姿勢は、どうでしょうか?
目線は下に下がり、背筋はまるまり・・・そんなイメージかもしれませんね。
では、逆に
・人が元気いっぱいな時を想像して下さい。
やはり、ステートが違えば、外側に表出する振る舞いは違いますよね?
このように、言葉の力は凄いんです!
言葉により、イメージを想起、それは無意識に影響を与えます。
NLPを勉強して、成功に必要なプログラムを無意識にインストールしましょう。
そうすることで、自動的に成功に向かう感覚を感じ、成功は加速します。
NLPを勉強してみませんか?
NLPとビジネス心理学それに、実践儲かる仕組みまで揃ったものですので、興味があれば是非覗いてみてください。
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色々ご自身で調べてみたいと思っている読者様も多いと思います。
私もそうでしたから(笑)。これは無料でプレゼントできますのでぜひどうぞ!。
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
haruto
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