私たちが成果を出せるかどうかは、才能や努力だけでなく「どんな環境で取り組むか」に大きく左右されます。
例えば、心理学の本に出てくるある仙人の話があります。
彼は人里離れた山奥に住み、村とはちょうど良い距離感を保っていました。ある時、村が火事で焼けて移転したのですが、その仙人もまた、移転した村から同じ距離の山に住み直したのです。火事の心配があったわけではありません。ただ「自分にとって心地よい人との距離」を大事にしただけでした。
私はこの話を読んだとき、強く納得しました。実際、私の人生でも「環境」が大きな影響を与えてきたからです。
環境が変わると成果も変わる
介護の職場で働いていた時、同じオフィスにいても、人によって仕事の進み具合がまったく違うのを感じていました。口数は少ないけれど真面目な同僚がいて、「やる気がないのかな?」と思ったこともありました。
ところが、ある時その人が別の部署で一人で集中して作業する機会がありました。すると驚いたことに、普段よりも作業スピードも正確さも格段に上がっていたのです。
「あれ?どうやら、やる気の違いが原因じゃないぞ…」
そのとき私は強く気づきました。
成果を左右しているのは能力ではなく、どんな環境で仕事をするかだった のです。
所属のフィルターとは?
この「環境の違い」を説明してくれるのが、成功のMP診断でいう【所属のフィルター】です。
人は大きく分けて3つのタイプに分かれます。
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個人型:一人で集中することで力を発揮できるタイプ
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役割型:それぞれに役割を持ちながら関わることで成果を出すタイプ
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共同型:チームで一緒に進めるとパフォーマンスが上がるタイプ
私はどちらかというと「個人型」寄りでした。入院中も、一人で集中して文字の練習や筋トレをすると成果が出やすかったように思います。でも、LINEスタンプや絵本制作のように仲間や家族にアイデアを話していると、モチベーションが一気に上がることもありました。つまり状況によって「役割型」や「共同型」の側面も働くのです。
自分に合った環境を知ることのメリット
所属のフィルターを知ると、こんなことに役立ちます。
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自分がどんな環境で一番成果を出せるかがわかる
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周りの人がどのスタイルで力を発揮できるか理解できる
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プロジェクトを組むときに、役割や環境を最適化できる
副業や在宅ビジネスに挑戦している今の私にとっても、これは大きな学びでした。楽天ROOMの作業や執筆は一人で黙々とやる方が進みますが、SNS発信や動画教材づくりは、仲間やフォロワーから反応をもらうことで加速する。まさに環境の違いで結果が変わっていくのです。
まとめ
成功に近づくには、「自分はどんな環境で力を発揮できるのか」を知ることが欠かせません。
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一人で集中するのが得意なのか?
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役割がはっきりしていると力を出せるのか?
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それとも、みんなと一緒にやることで成果が伸びるのか?
所属のフィルターを理解しておけば、自分自身のパフォーマンスを上げられるだけでなく、他の人の力も引き出せるようになります。
私自身、リハビリや副業を通して「環境が変われば成果も変わる」ということを実感してきました。あなたも、自分にとって心地よい環境を知り、うまく活用してみてください。きっと成功が加速していきますよ。
モーリー
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