私たちは日々、小さな挑戦や学びを繰り返しています。では、「自分の行動がうまくいった」と判断するとき、あなたは何を基準にしていますか?
この【成功のMP診断】で扱うテーマは「判断基準のフィルター」です。自分のモチベーションの源泉や、人に伝わる言葉かけを知る上で、とても役に立ちます。
内的基準か?外的基準か?
判断基準には大きく2種類あります。
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内的基準型:自分の感覚や信念に照らして「できた」「できない」と判断するタイプ
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外的基準型:人からのフィードバックや数値など外部の評価を基準にするタイプ
どちらが良い悪いではなく、場面に応じて使い分けるのが大切です。
私の経験から気づいたこと
私は入院中のリハビリで、最初は「できたかどうか」をリハビリの先生の評価に頼っていました。右手でスプーンを持てた日、先生に「いいですね!」と言われて初めて「できたんだ」と思えたのです。これはまさに外的基準でした。
でも、毎日続けていくうちに、自分の中で「昨日より力が入る」「前より字が少しきれいに書けた」と気づけるようになりました。これが内的基準です。
外からの評価は励みになるし、自分の基準で気づくことは自信に繋がる。両方を経験したことで、「どちらの基準も必要なんだ」と実感しました。
判断基準のフィルターがもたらすもの
このフィルターを理解すると、次のことができるようになります。
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自分のモチベーションの源泉がわかる
→「やってみたい!」と思えるきっかけを自分で作れる。 -
相手のやる気を引き出す言葉かけができる
→外的基準の人には「みんなに評価されているよ」、内的基準の人には「あなたならできると自分で感じているはず」と伝えられる。 -
学びの効率が上がる
→新しいことを学ぶときは外的基準で素直に吸収し、その後は内的基準で自分なりに活かしていく。
私もこの考え方を知ってから、「ああ、一流の人は学ぶときに基準を切り替えるのが上手なんだ」と腑に落ちました。
あなたはどちらのタイプ?
試しに次の質問に直感で答えてみてください。
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学んでいるとき、「できている」と自分で感じてわかる? それとも、人に評価されて初めて「できた」と思える?
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新しい教材を買うとき、自分の判断で決める? それともレビューや推薦を重視する?
答えの傾向で、あなたが「内的基準」寄りか「外的基準」寄りかが見えてきます。
両方の基準をバランスよく使う
成功に近づくためには、どちらか一方だけに偏らないことが大切です。
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新しいことを学ぶとき → 外的基準を活かして素直に吸収する
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学んだことを自分に落とし込むとき → 内的基準を使って判断し、実践につなげる
この切り替えができるようになると、学びも挑戦もスムーズに進みます。
まとめ
「うまくいった」と感じる基準は、人によっても場面によっても違います。私自身、入院とリハビリを通して、外的基準で勇気をもらい、内的基準で自信を積み重ねてきました。
あなたも自分がどちらに偏りやすいのかを知り、状況に合わせて基準を使い分けることで、成功に必要なモチベーションを上手にコントロールできるようになります。
モーリー
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