成功するための思考の癖や行動パターンには、人それぞれの傾向があります。ニュープロ(ニューロ言語プログラミング)を学んで、私が特に納得したのが「MP(メタプログラム)フィルター」の考え方でした。これは、私たちが物事をどう捉え、どう判断し、どう行動するかに影響を与える“無意識のフィルター”のようなものです。
中でも「ルールのフィルター」は、自分や他者への“成功法則の適用の仕方”に大きく関係していると実感しています。
「先輩たち、なんでこんなに違うんだろう?」から始まった気づき
学生時代、アルバイト先や部活で出会った先輩たちは、本当にバラバラでした。自分のやり方を「これが正解!」と押し付けてくる人、あまり教えてくれないけどマイペースで仕事ができる人、上司の言いなりのように見える人、そして「人それぞれだよ」と言って、何も教えてくれない人。
当時は「どれが正しいの?私はどう振る舞えばいいの?」と混乱することが多かったのですが、MPの学びを通じて「ルールのフィルター」が異なるだけだったのだとわかりました。
人には、自分の信じるルールをどれだけ他者に当てはめようとするか、自分のルールにどれだけ従うか、他人のルールにどれだけ従うかといった傾向があります。ニュープロでは、この傾向を以下の4つのタイプに分類しています。
自己適用型:「自分が信じるルールは他人にも当てはまる」
自己完結型:「自分のルールには従うけど、他人には関心が薄い」
迎合型:「他人のルールに従い、他人にもそれを適用しようとする」
自他尊重型:「自分のルールと他人のルールは別物と考える」
簡単な診断で、自分の傾向を知ろう
実際にMP診断をやってみると、自分がどのフィルターを優先しているかが見えてきます。
私自身は「迎合型」が多く出ました。つまり「誰かがこう言っていた」「これが正解らしい」といった情報を素直に受け取り、他人にもそれを伝えようとする傾向があるということです。
これは新しいことを学ぶときには素直に吸収できる強みですが、独自性に欠けたり、オリジナルの方法を見つけにくかったりするという側面もあります。
仕事・学習・人間関係にどう活かせるか?
たとえば新人のときには「迎合型」で先輩のやり方を素直に学び、
中堅になったら「自己適用型」で自分のやり方を教え、
教える相手が自分と違うタイプだと気づいたら「自他尊重型」で対応する。
これはまさに、今の私が仕事や家庭で実践していることです。育児でも同じ。「私にはこのやり方が良かったけど、娘には違うかも」と思えるようになったのは、自分のフィルターに気づけたからです。
学びの場で注意したいこと
私がニュープロを学んだとき、最初は「迎合型」で知識を吸収し、
家で復習するときには「自己適用型」で自分に落とし込み、
誰かに伝えるときには「自他尊重型」で「私はこう感じた」と語る。
逆に「自己完結型」が強く出すぎると、「人の話を聞かない」状態になります。
せっかくの学びの機会を閉ざしてしまうことにもなるので、あえて意識して他のフィルターに“切り替える”練習もしました。
フィルターに正解・不正解はない
大事なのは「使い分けること」。ビジネスでの指導、学習、家庭での関わりなど、状況に応じてフィルターを柔軟に選ぶことで、自分の行動がより成果につながりやすくなります。
私自身、ニュープロを通じてこの「フィルターの存在」に気づけたことで、以前よりも他者の行動が理解できるようになり、コミュニケーションが楽になりました。
「成功する方法」は人それぞれです。でも、どんな自分にも“成功しやすくなる”思考のクセがあると知ることは、大きなヒントになります。
まずは、自分のフィルターに気づくこと。
そして、必要に応じて切り替える練習をしてみてください。
きっとあなたの人生も、今よりもっと柔軟で豊かなものになっていくはずです。
モーリー
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