学び方の大切なお話

子どものころ、私たちはお父さんやお母さん、

周りの大人たちの真似をして、たくさんのことを学びます。

 

言葉の話し方、挨拶の仕方、箸の持ち方など、

「真似して学ぶ」というのはとても大事な方法です。

この「真似して学ぶ」ことを「モデリング」と言います。

 

でも、大きくなるにつれて、

この「真似して学ぶ」ことをだんだんやめてしまうんです。

それがとても残念なことなんですよ。

 

大人になると頭がよくなるはずなのに、

この大切な学び方を忘れてしまうなんて、

もったいないことですね。

どうして「真似して学ぶ」ことをやめてしまうのでしょう?

それには理由があります。

 

例えば

  • クラスの人気者の真似をしたけど、うまくいかなかった
  • 成績の良い子の勉強の仕方を真似したけど、点数が上がらなかった
  • スポーツの上手な子の動きを真似したけど、できなくて恥ずかしい思いをした

 

こんな経験をすると、「真似しても意味がない」と思ってしまいます。

でも、実はある場面でうまくいかなかっただけなのに、

私たちの頭は「真似することはぜんぶダメ」と考えてしまうのです。

 

これを「一般化」といいます。

「一般化」というのはこんな感じです

 

  • 「このお店のカレーはおいしい」→「このお店の料理はぜんぶおいしい」
  • 「今日は楽しかった」→「これからずっと楽しいことばかりある」
  • 「一回失敗した」→「もう二度とできない」

 

でも、そんな風に考えるのはちがいます。

大人になっても「真似して学ぶ」という方法を使えるようになると、

とても役立ちます。

上手な人の良いところだけを真似して、

自分のものにできるからです。

これは「良いところどり」といって、とても便利な力なんです。

だから、「真似することはダメだ」と思わないでください。

 

むしろ、上手に真似して学ぶことができると、

新しいことをどんどん身につけられるようになります。

それは素晴らしいことですよね!

「真似して学ぶ」力を使えば、

どんな大人になっても新しいことにチャレンジできます。

スポーツも、勉強も、料理も、どんなことでも、

上手な人の真似をすることで、自分も上手になれるんです。

 

それってすごくワクワクすることだと思いませんか?



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kuzo

kuzo

某アルコールメーカー勤務です。 20代は主に東京で働き、30代は飲食店経営、 40代以降はサラリーマンという経歴です。 外食を中心に情報を発信していければいいと考えています。

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