「まねて学ぶ」のすごい力について、みなさんに説明します！

私たちが「モデリング」と呼んでいるのは、上手な人の良いところを見て、

真似して取り入れる方法のことです。

 

例えば、お母さんの料理の仕方を見て真似したり、

運動が得意な友だちの動きを参考にしたり、

歌の上手な人の歌い方を真似したりすることも、実はモデリングの一種なんです。

 

モデリングには、こんな良いことがたくさんあります。

• 新しいことを早く上手に覚えられる
• 「自分にもできる！」という自信が育つ
• やりたいことを実現する力が身につく
• 上手な人のレベルに早く近づける
• 人とのコミュニケーションが上手になる

でも、ここで大切なポイントがあります。

ある人の「すべて」を真似しようとするのは、あまり良くありません。

その代わりに、「場面」や「状況」によって、

それぞれ上手な人を見つけて真似るといいんです。

 

たとえば、

• 発表の時は、先生の話し方を真似してみる
• お料理の時は、お母さんのやり方を参考にする
• パーティーの時は、みんなを楽しませるのが上手な友だちを見習う
• スポーツの時は、チームの中で一番上手な人の動きを観察する
• 勉強の時は、成績の良い友だちの学習方法を参考にする

 

つまり、「誰を」真似るかよりも、

「どんな場面で」「何を」真似るかを考えることが大切なんです。

モデリングをするときは、「○○さんの真似をします」ではなく、

「○○さんの△△するときのやり方を真似てみます」というように考えるといいでしょう。

また、誰かの良いところを真似るときは、

その人のすべてを取り入れる必要はありません。

たとえば、有名な人の考え方や行動の中から、

自分に役立つところだけを選んで取り入れればいいんです。

自分に合わないところは、無理に真似する必要はありません。

 

このように、モデリングは「いいとこどり」をして、

自分をもっと成長させる方法なんです。

でも、ただ真似るだけでなく、なぜその人がそうしているのか、

どうしてそれが上手くいくのかを考えながら真似てみることも大切です。

みなさんも、周りの上手な人をよく観察して、

自分に合う「いいとこ」を見つけてみましょう！

そうすれば、きっと新しい発見があり、自分の成長にもつながるはずです。