プロ野球における、先発投手と抑え投手はどちらにより良い投手をもってくるべきなのでしょう?
もちろん選手による、向き不向きもありますが、そうした場合を除いたケースで考えてみたいと思います。
プロ野球の投手はいつからか、完全な分業制になり、先発から中継ぎセットアッパー、抑えと、役割が明確になっています。
以前は、先発投手が完投する事も珍しくなく、先発から抑えという投手交代も多くみられました。
それが、今は先発投手が完投する事が逆に珍しくなりました。
その分、以前より中継ぎ、抑え投手の稼働が増したように思います。
以上の点を踏まえると、投手の分業制が確立される前だと、抑え投手より、先発投手の方がより、重要だと言えると思います。
ですが、現在の野球においてはより深く考える必要があります。
まず、先発投手の役割として大きく変わったのは、完投する回数が客たんに減った事、
また、登板間隔が昔より長くなったからです。
以前は、先発3本柱と言われ、チームの軸となる投手が中3日、中4日で登板していました。ところが今は、先発投手が最低でも5人は必要で、中6日、つまり週に一度の登板が普通になっています。
これは、投手の肩の消耗を考慮して変化していったと考えられますが、逆に中継ぎ、抑えは連投する場面が多くなるという矛盾も生じています。
また、先発投手に関しては、投球数100球がいつからか、1回の登板の目安となっています。
そして肝心の、先発投手と抑え投手の比較です。
まず、現代のプロ野球では、先発投手が崩れても、早々に交代し勝利する事が珍しくありません。
ですが、抑え投手が打たれてしまうと、高い確率で敗北となってしまいます。
また、先発投手が1回を0点で抑えるのと、抑え投手が9回を0点で抑えるのは、重さが違います。バッターも4、5回目の打席となっている事が多く目が慣れた状態となっています。
以上の点から、チームで一番力量のある投手は抑え投手をする事が、ペナントレースで勝利を多く上げるポイントだと思います。
akimoto
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