梅雨から夏にかけては一年のうちで一番植物を枯らしやすい時期です。
夏に植物を枯らしてしまったときその土はすぐに再生しておきましょう。
多くは水関係で枯らします。暑くて水やりが出来なくて水不足で枯れる場合、もしくは、植物によれば夏とはいえ
水をやりすぎると簡単に根腐れしてしまう植物もあります。
特に畑植えより、鉢で育てている場合に枯れているのがまあまああるのではないでしょうか。
その土は廃棄せずに再生して使いましょう。
最近は土を捨てるのではなく土のリサイクルの時代です。
梅雨から夏にかけては、根腐れ病を起こして病原菌がたまっている場合が多いです。
夏に土壌殺菌をするとよいメリットは3つあります。
一つ、 夏の気温を利用して土壌殺菌がしやすいこと
植物が枯れて本体を餌にカビが蔓延して根腐れ病を起こしているとビジウム菌が繫殖しています。
ビジウム菌は強く滞在年数は多くて5年くらい生きています。
それを夏場の温度で殺菌するのです。
8月、9月に殺菌すると、1週間位で殺菌できますが、10月、11月に殺菌すると1か月くらいかかります。
二つ、 夏の気温と熱で良い微生物が繫殖しやすいこと
温度が高いと微生物は活発に動くため、早く増殖させることができます。
三つ、 植物の植え替え、選定などがない為、時間の余裕があること
土のリサイクルの方法を述べます。
① 鉢植えの場合 枯れた植物を全部、根っこごと、取り除きます。
② 土をふるいにかけて、大まかないらないものを除きます。
③ その土に1割程度の再生剤をよく混ぜ合わせます、再生剤は、いろいろな堆肥入のもありますので、それが便利でしょう。
堆肥があると中の微生物も高温で繫殖してくれます。
④ 透明(光が入り中の温度を上げやすい)のポリ袋(45Lサイズがちょうどよいでしょう)に入れて密封する。
⑤平らにして全体に日光が当たりやすいように厚さ5センチから10センチくらいに広げ、日の当たりやすい場所で、1週間から
10日間寝かせる。まんべんなく日が当たるように2~3日するとひっくり返す。
⑥殺菌と微生物の増殖ができたと思うので次に使うまで保管する。
外からの光を遮断する為に黒い袋に入れ替え、密封する。
培養土の空き袋があればそれを利用すると厚みもあるし、空気穴も開いているので保管用に最適です。
しんなり湿っている程度まで水を加える。
密封する。微生物は空気を欲しがるので針金程度の太さの空気穴をあける。
室内の日陰の環境で保管する。
コンチャン
最新記事 by コンチャン (全て見る)
- 成功の秘密、快楽法則 - 2024年12月6日
- ガーデンシクラメンの上手な育て方 - 2024年11月29日
- GEOモデルを活用して成功を早める - 2024年11月27日