前回、「自分とのラポール」について話をしました。
ラポールとは人と人の2者間以上のときに使う言葉です。
ラポールスキルを向上させることで、交渉がうまくいったりビジネス成功を手に入れることができます。
他にもラポールに関するテクニックや考え方、ラポールの関係となる方法ということで、いろいろなキーワードや言葉もあります。
●共通点を見せる、見つける
共通の話題があることで親近感を感じることが多いです。
初対面であっても、同郷だと知った瞬間に、お互いの距離感などに変化を感じることができます。
同じ誕生日や同じ血液型、好きなスポーツチームが同じだったり、共通の知り合いがいることがわかったときなど、会話の冒頭などで、「自分と相手との共通点や共通項を見つける」
それから、その話題を少ししてから本題に入る。
雑談すら交渉を上手くいかせるために戦略的です。それは、共通点が持つ効果があることがわかっているからです。
●Yesセット(イエスセット)
相手が必ず「はい(YES)」と回答する質問をおこないます。
返事が「はい」となるような質問を何度も繰り返し、相手が「はい」と答えてしまう心理状態に導くことが狙いです。
会話の冒頭で、Yesセットを入れることによって話し合いがスムーズに進みやすくなります。
●ペーシング
相手のリズムや声の大きさなど、相手のペースに合わせることでラポールを築き、維持することを狙います。
広く解釈するとなれば、相手の信念や価値観、言葉の使い方・声のトーンなどをあわせることもペーシングと言います。
●ミラーリング
簡潔に言うと、鏡に映るように、相手の動作を真似するという意味です。
相手と同じような姿勢や仕草、言葉使いなどを合わせていきます。あまり露骨にはせず、なんとなくあわせていきます。
または、「相手のことが好き!気が合うなー」と伝え続けて会話に望むと、自然と気が合う同士のように姿勢やしぐさが合ってきます。
それが苦手な人はマインドから入り、自然に結果的に合うことを目指す方法もあります。
相手の無意識に一体感を感じさせるということが狙いです。
●バックトラッキング
ラポールを形成したいと思ったときに「会話している時の聴き手がする」反応のことで、基本的には、相手の話をそのまま返していきます。
相手が話す言葉をオウム返ししたり、要約して返すのが”バックトラッキング”です。この際注意するべき点は、特に相手が使っている感覚を意識して同じ感覚の言葉で返すことです。
返し方として、例は以下があります。
・相手の言葉をそのまま返す
・話が長い場合は要約してから返す
・相手の感情を汲み取り返す
ミラーリングや、ページングと同様で、相手と同調し、一体感を持つことが目的です。
また、バックトラックを行う効果としては、相手は自分の話をよく聞いてくれて、理解を示し、受け入れてくれるという感覚を持ちます。
相手の言葉を繰り返すことによって、相手の無意識は、あなたに親密感を持つようになります。
●キャリブレーション
ペーシング・ミラーリングしていく為に、相手を見る、相手の話を聴くことが重要です。
身体の姿勢やジェスチャー、目の動き、呼吸パターンや表情、声のトーンや声のリズム・テンポなどの変化を観察してラポール形成に活用していきます。
これはWEBライティングの分野でも使えます。
インターネット収入系の反応を取る文章を書くときです。
やり方は、以下のような形で
1.読み手を想定
2.その読み手が目の前にいることを想像
3.相手とラポールを取り脳内で会話
4.その会話を文章としてメモ
5.「4」を整える
ラポールスキルをWEBライティングにも活用してみてください。
TOMU
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