こんにちは。タカです(^-^)
とっても寒い日が続きますが、みなさん体調を崩さないよう
お気をつけくださいね。
さて、今日は僕が好きな読書のことについて書きたいと思います。
みなさんは、月に何冊くらい本を読むでしょうか?
僕は新しい本を読みたいな〜って思った時に本屋に行き
気になった本を片っ端から買っちゃう派です(^^)笑
なので家には100冊以上もの本が常にあります。
完全にコレクションと化していますが・・・
本によって面白ければ、1日で読んじゃうのもあれば、
1日10ページとか決めて読んだりしています。
そんな僕がこれまで読んできた本のなかで
中でも特に気になったものをご紹介したいと思います。
みなさんにも興味を持っていただける内容になれば嬉しいです。
では。さっそく、1冊目の本のご紹介です!
タイトルは、
大切なことに気づかせてくれる33の物語と90の名言
です。
そのなかに出てくる1つのお話しです。
『四十八茶百鼠』(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)という言葉。
ご存知でしょうか?
お茶?鼠?なにそれって感じですよね(^^;)
今からずーっと前、江戸時代の後半に遡ります。
日本で一番強い力を持っていたのは「商人」と言われています。
なんでかというと、当時、江戸は平和続きだったため
武士はやることがなくなってしまいました。
逆に商人は経済を動かし、いわゆる”お金持ち”になっていたワケです。
ですが・・・江戸時代には『身分制度』というものがあり
あくまでも、
『士農工商』
商人は一番下の身分だったのです。
当然、商人が栄えて嬉しく思わないのは一番上の『士』の人たちです。
彼らは商人に対し、何度も何度も『贅沢禁止令』を出していました。これは、単に禁止するんじゃなくて、花火とか着物を着るにしても、色や柄、素材なども使用禁止するなど、とても細かく決められていたそうです。
よく時代劇などで町人が着ている『着物』の色は
茶色、ねずみ色、紺色の3種類とする!とまで決められていました。
ひどい・・・まるで独裁政権化の国みたいなイメージですね・・・
ただ、そこで黙ってないのが江戸っ子の職人さん達。
おしゃれを楽しみたい!と思うのは、江戸時代でも現代でも変わりません。
職人や町人は、限られた3色のなかで、微妙な色の違いなどを使い無限のバリエーションを増やしていきました。
3色しかないなら、3色を使って楽しもう!っていう発想です。なんて素晴らしい!
例えば、茶色1つであっても→「江戸茶」「利休茶」「千歳茶」など
超カッコイイ名前を次々と生み出していきました!
「団十郎茶」なんていう渋い名前の色も存在したそうです。
この、江戸時代の染物職人の匠の技により生み出された「色」の豊富さが『四十八茶百鼠』です。
ただし、茶色が48種類、ねずみ色が100種類というのではなく語呂合わせで生まれた言葉だそうです。
ですが実際には、3色とも100種類を超える種類があったとも言われているので、すごいの一言ですね!
この話を聞いて思うのは、制限や、今ある環境を不満に思うのではなくて『うまく利用して楽しむ!』ということが重要だなと感じます。
映画監督の「黒澤明」監督は、もう少し予算があれば・・・
と言っている時点でプロ失格とおっしゃったそうです。
僕はこの本に書かれている言葉で
『限られた条件のなかでベストの仕事をするのがプロ』という言葉がぐさっと心に突き刺さりました。
まさにそうだなぁと・・・
これは会社組織や、グループに限らず個人にも当てはまることだと感じています。
現状に悲しんだり、不満を口にする前に、まず何か楽しむ方法はないか色々考えてみるのもいいかもしれませんね。
みなさんも自身のペースで読書をしてみてはいかがでしょうか。
読んでいただきありがとうございました。それでは。
タカ
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私もたくさん本を読みますが、自分が触れていない作品の含蓄あるお話をご紹介いただくと、とても興味がわきます。