ひねり王子というニックネームが付き、多くの新技を作った白井健三選手が現役引退を発表しました。
高校生の頃から活躍していたので、なんとまだ24歳の若さです。
経歴を振り返ると、2013年世界選手権で史上初となる高校生での代表入りを果たしました。
ひねり技を得意とし、ゆかでは金メダルを獲得したことで、一気に有名人となりました。
19歳の2016年にリオデジャネイロ五輪に日本の団体で出場し、見事に金メダルを獲得しました。
その4年後の東京五輪でも当然活躍をしてくれるはずでした。
しかし、順風満帆な体操人生を送ることができませんでした。
度重なる怪我に悩まされ、調子も崩していくことになったからです。
そして、過去の栄光による周りの期待もさらに苦しめることになりました。
19歳で金メダルを獲ってしまえば、その後の人生は何不自由なく過ごせるような感じがします。
でも実際は、そんな誰もがうらやむような人生は歩めないということなんでしょうか。
本人には苦渋の選択だったのかもしれませんが、現役を引退してからの方が、金メダルを獲った人というアドバンテージで様々なところで活きるような気もします。
身体能力が高い方だったから新しい技にチャレンジできたのかもしれませんが、今後コーチとなれば、これまでのように独自の技を柔軟に発想して作っていくかもしれません。
これからも期待をしたくなります。
この何も知らないのに期待してるという言葉が彼にはよくないのかもしれませんね。
白井選手とは次元が違いますが、普段あまり期待をされない私にとっては、期待をされるとうれしくなる半面、急激に緊張してしまうような気がします。
そんな期待されても、期待する結果出せるとは思わないんですけど・・というように。そして、予想通りの悲しい結果に。
これが凡人の私です。
先日我が子の運動会の応援に行きました。
それぞれの親が我が子が1位を獲ることを期待して応援しています。1位になる子もいれば、最下位になる子もいます。
最下位になる子もがんばって走っていました。運動会は順位をつけるものですが、がんばることと結果はやっぱり違うものです。
6人中4位だった我が子にはがんばったね、と声をかけ、楽しかったとコメントしてくれました。
その時に、私は我が子に何を期待して応援していて、我が子は何を応援されていると思っているのかなと考えました。
1位になること。がんばること。楽しんでくれること。怪我無く無事に走ってくれること。
運動会という行事を楽しんでね、という応援を感じていたのかもしれません。
我が子の前向きな期待の捉え方をみて、今度私が期待される場面が来た時には、いい風に期待を受けてみたいと思います。
イース
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