3月31日に開幕してから交流戦が終わり3か月近くたとうとしている今年のプロ野球。
年間143試合も試合すればプロ同士とはいえどこのチームにも連勝する事もあれば連敗する事もある。
今年は例年以上に8連敗以上の大型連敗が目立つ。
日本ハム
6連敗(4月5から4月11日まで)
10連敗(4月14日から4月26日まで)
ロッテ
5連敗(4月30日から5月5日まで、6月14から6月18日まで)
8連敗(5月10日から5月18日まで)
オリックス
6連敗(5月9日から5月14日まで)
9連敗(5月17日から5月27日まで)
巨人
13連敗(5月25日から6月8日まで)
ヤクルト
5連敗(5月21日から5月27日まで)
10連敗(5月30日から6月10日まで 引き分け1試合含む)
というように8連敗以上したチームが全日程の半分も消化していないのに開幕から3か月足らずで5球団もあった。内4球団が1か月で2度も5連敗以上と負け込んだ。
さらに去年日本一の日本ハム、球団創設から最下位はわずか1度だけの巨人、一昨年のセリーグ優勝のヤクルトが10連敗以上した。
連戦連敗すれば当然勝率も順位も悪くなる。連戦連敗した5球団はすべてリーグ4位以下である。
こんなに負けこめば選手だけでなく監督も途中で逃げ出したくなるくらい頭が痛い思いであろう。
過去に1998年、18連敗を記録した当時のロッテ近藤昭仁監督は精神安定剤と睡眠薬を服用し続けるほど精神的に追い込まれた事があるほどだ。
ではなぜ大型連敗が目立つのかいくつか分析してみた。
WBC出場選手の不調
プロ野球選手は2月にキャンプイン、3月にオープン戦を経て3月月末に開幕を迎えるところだが
WBCに日本代表として出場する選手はチームを離れて合宿、強化試合を経て本番を迎えるので
例年とは違う練習を強いられ、選手によっては使い慣れているボールとは違ったボールに悩まされ思うように調整がうまくいかず感覚がくるってしまう可能性があるようだ。
投手ではロッテの石川歩が1勝7敗 防御率4.86 特に交流戦で初勝利を挙げるまでに開幕から6連敗を喫するほど不調に陥った。
野手ではヤクルトの山田哲人.215 ホームラン8本、日本ハムの中田翔.238 ホームラン10本
とホームランではセパ両リーグそれぞれ20位以内でも打率は2割台前半と例年より打率を悪くしてしまった。
(成績は6月26日現在)
主力選手の怪我や不調による離脱
何年も一軍で活躍する主力選手のほとんどは40歳までに引退する。チームの大黒柱的な存在の選手ですらやがては引退を迎える。そんな引退した大黒柱的な選手を穴埋めできる若手が台頭しなければ連戦連勝は難しいであろう。
4月に最下位になるほど負け込んだ日本ハムは
二刀流大谷翔平のようなチームの大黒柱が足首の不調による戦線離脱で今年は打者として8試合出場しただけ、
5月に5勝止まりだったオリックスは
ロメロがけがで1か月以上怪我による欠場、
というように怪我や成績不振に悩まされる選手が相次ぐと同じプロ同士でも差がつきやすく連戦連勝は難しく連敗しやすくなるであろう。
何年も続けてパリーグの勝ち越しが続く交流戦
近年「セリーグはパリーグより弱い。」とささやかれるほどパリーグの勝ち越しが何年も目立つ交流戦。
10連敗以上した巨人とヤクルトは交流戦開幕からの9連敗が目立つ。
打線も投手力もパリーグに圧倒的に押されているとはいえ守っても打線の援護には恵まれず打ってもピッチャーが打った分だけ打たれてしまうという悪循環も大型連敗の要因となるであろう。
同じプロでも主力選手の怪我や成績不振によりチームで差が出てしまうとは勝負の世界は恐ろしいものである。
怪我や成績不振で悩まされる主力選手に1日でも早く復活して貰っていつも通り活躍し全国の野球ファンを楽しませてほしいものである。
しゃんしゃん
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鋭い分析のブログで楽しく読ませてもらいました。
確かに大型連敗は交流戦がネックになりそうですね。
それにしても、到底大型連敗などしそうもない戦力の球団が連敗してしまうっていうのは、チーム内がうまくいっていないのかもしれませんね。
ひろすぽさん、ブログ訪問並びにコメントありがとうございます。
鋭い分析との評価して頂けるとは嬉しいです。改めてありがとうございます。
大型連敗した現実は、チーム内がうまくいかないという意見は私も同意見です。
どこの球団も怪我が元で選手が欠場するのはあってほしくないですね。