ゴルフをしているとき、自分のプレーが絶好調で、なんかワクワク、絶対の自信を感じている。
“ゾーンに入っている”、“ゾーンに入った”
なんて思うことありませんか?
よくスポーツで選手が素晴らしい結果を出すことができている、あるいはできたときに、その状態をそんな言葉で表現する場面に遭遇すると思います。
この“ゾーン”、いったいどんなものなのか考えてみたいと思います。
★ゾーンにはいっているときの感覚
ゾーンに入っていると思われるときの感覚はどんな感じでしょうか。
私は過去に、会社のゴルフコンペで1回だけ、
「あ!これがゾーンてやつかな?」
と思った経験があります。
そのころは、だいたいハーフ42~44くらいで回っていました。
ボギーペースより少しいいくらい。
ですが、「これってゾーン?」と思ったときは、毎ホールほぼパー。ボギーを打ってしまっても気落ちすることなく、バーディをとって挽回する。一打目にちょっと打ち損じても全然気にならず、きっちりリカバリーしてパーをとる...。
そんな感じでした。結果ハーフ36。パープレイでした。
プロからしてみれば、なんでもないスコアかもしれませんが、私にとっては凄いことです。
そのときに感じていた感覚をまとめると、
- いつもよりプレーに集中できているが、とてもリラックスしている。
- すごくワクワクしている。
- 自分に勢いを感じる。
- 自分自身(身体と気持ち)が調和している感じ。
- とても楽しくて最高の気分。
とても満ち足りた気分だったことをよく覚えています。
★ゾーン体験が起こるメカニズム
ゾーンは自分の能力を最大に発揮できているときに感じる感覚と言えるでしょう。
ゾーンはどうやって起こるのでしょうか。それがわかったら、自らゾーンに入ることができそうですね。そうすればここぞというときに能力を発揮できるようになれると思います。
ゾーンに関していろいろな調査や記述がありますが、どうも無意識に関係があるようです。
人は意識的に処理できる情報には限界があります。
人間の脳は五感を通して多くの情報を受け取っていますが、すべてを意識して処理できているわけではありません。
例えばこのブログを書いているとき、頭は文章を考えています。手はキーボードをたたいています。耳ではテレビの音が聞こえています。自分で処理していると思っているのは、文章を考え、書くこと。テレビの音は聞こえていますが内容は把握できていません。テレビの内容を理解することができていません。
瞬間的な動きが求められるスポーツの世界では、意識的に情報を処理するよりも、無意識に処理している情報の方が多いと思われます。無意識で処理する方が処理スピードが早そうですしね。
ゴルフで考えれば、ボールの位置、風の強さや向き、スイング中の力加減、スイングのスピードなど、たくさんの情報を感じ取りながら瞬時に処理して体を動かしています。
それを練習やコースに出ることを繰り返すことで反復することで、脳はいろいろな情報を瞬間的に処理して、自動的に体を動かせるようになっているのです。
リラックスしているとプレーに集中できるので、他の余計な処理をする必要がなくなるので、より直感的に体を動かすことができるようになります。
つまり、心と体がプレーすることに同期している。
言い換えれば考えているとおりに体が動く感覚をもつことで、すべてが思ったとおりに動き、素晴らしい結果につながっていく。
そういう感覚が「ゾーン」と言われています。
★ポイントはリラックス
ゾーンに入るメカニズムを考えると、ポイントはいかにリラックスしてプレーするかということになるでしょうか。
体を動かすこと自体は訓練が必要です。無意識でできるようになるまで繰り返し練習が必要です。そうすれば準備OK。あとはリラックスして集中です。
結局のところ、心と体の両方を鍛える必要があるということですね。
打ちっぱなしの練習だけではなく、リラックスして集中する練習をした方が良さそうです。
座禅でもしますか...。
tackmemo
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このたびはご来訪,コメントありがとうございました。
すごいですね。36ですか!
私は30台も出したことがありません。
ただ,ゾーンに入る感覚というのはわかるような気がします。
長いパットがポンポン入るとか。
おっしゃる通り,そういうときはリラックスできて,楽しくプレイできているんですよね。
なるほど~と思います。
これからもよろしくお願いいたします。